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J-GLOBAL ID:201402265870220915   整理番号:14A1146898

愛知県内のイチゴほ場で採取したナミハダニに対する主要殺ダニ剤の殺虫効果

The effect of some insecticides to Tetranychus urticae Koch (green form) collected from strawberry fields in Aichi Prefecture
著者 (2件):
資料名:
巻: 56  ページ: 139-143 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0758A  ISSN: 0387-1002  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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愛知県で殺ダニ効果の低下が疑われたシエノピラフェン,シフルメトフェン,ビフェナゼート,ミルベメクチンについて,ナミハダニの雌成虫と卵に対する殺虫効果を調査した。2013年4月に愛西市,豊橋市,5月に安城市,幸田町のイチゴ圃場で採集したナミハダニ4個体群を試験に用いた。雌成虫に対する殺ダニ効果について,シエノピラフェンとシフルメトフェンは,補正死虫率が各個体群とも23%以下と低かった。ビフェナゼートは,補正死虫率が愛西市,安城市,幸田町個体群では98%以上と高かった。豊橋市個体群においても85%と効果が認められた。ミルベメクチンは,補正死虫率が安城市個体群では32%と低かった。愛西市,幸田町,豊橋市個体群では74%~90%と効果が認められた。殺卵効果については,シエノピラフェンとシフルメトフェンは,補正殺卵率が愛西市,豊橋市個体群では96%以上と高かったが,安城市,幸田町個体群ではシエノピラフェンは65%~76%とやや低く,シフルメトフェンは47%前後と低かった。ミルベメクチンは,愛西市個体群では96%と高く,幸田町,豊橋市個体群では83%~90%と効果が認められた。しかし,安城市個体群では49%と雌成虫に対する殺ダニ効果と同様に卵に対しても効果が低かった。今回の供試薬剤は個体群間で殺ダニ効果に差があるものの,イチゴにおけるナミハダニ防除の基幹薬剤である。これらの薬剤の使用回数を最小限にとどめたハダニ管理を実践することが必要である。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (3件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  害虫に対する農薬  ,  野菜 
物質索引 (4件):
物質索引
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引用文献 (10件):
  • Abbott,W. S. (1925) J. Econ. Entomol. 18: 265-267.
  • 浜 弘司(2001)農薬学辞典(本山直樹編).朝倉書店,東京,pp.154-166.
  • 井上晃一(1989)植物防疫 43:367-371.
  • 国本佳範(2010)奈良農総セ研報 41:23-28.
  • 望月雅俊(1998)植物防疫 52:96-98.
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