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J-GLOBAL ID：201402266860543704   整理番号：14A0226029

樹脂相内へ交換したイオン間の種々の二次的相互作用およびそれらの応用

Diverse Secondary Interactions between Ions Exchanged into the Resin Phase and Their Analytical Applications

著者 (1件)： YUCHI Akio (Graduate School of Engineering, Nagoya Inst. of Technol.)
資料名： Analytical Sciences  (Analytical Sciences)
巻： 30  号： 1  ページ： 51-57 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： G0673B  ISSN： 0910-6340  CODEN： ANSCEN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： イオン交換樹脂相中のイオンの化学的状態を解明する著者らのグループによる研究活動を要約した。交換容量の大きい樹脂はイオン交換のために利用できる空間は小さく,高い架橋度が樹脂の膨張を妨害した。結果として,交換イオン間の各種二次的相互作用は高交換容量で架橋度の高い樹脂に見られた。van der Waals接触は不完全な交換あるいはイオンの強化脱水,酸性アニオン間の水素結合形成および金属イオンとアニオンの共吸着を生じた。酸性媒質中の金属イオンとキレート樹脂のイミノジ酢酸型のキレート樹脂の反応にいたる簡単なイオン交換機構の寄与を定量的に論じた。生じた錯体はアニオンの分離および予備濃縮に応用できた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： イオン交換容量 ,  架橋度 ,  *イオン間相互作用 ,  脱水 ,  水素結合 ,  予備濃縮 ,  共吸着 ,  反応機構 ,  *イオン交換樹脂 ,  文献展望 ,  高分子キレート化合物 ,  キレート剤 ,  高分子剤 ,  反応性高分子
準シソーラス用語： キレート高分子

分類 (1件)： 吸着,イオン交換  (XD02060I)

引用文献 (35件)：

• 1. F. Helfferich, “Ion Exchange”, 1962, McGraw-Hill Book Company, Weinheim.
• 2. H. Small, “Ion Chromatography”, 1989, Plenum Press, New York.
• 3. Y. Takahashi, T. Kimura, Y. Kato, Y. Minai, and T. Tominaga, Chem. Commun., 1997, 223.
• 4. H.-B. Kim, M. Hayashi, K. Nakatani, N. Kitamura, K. Sasaki, J. Hotta, and H. Masuhara, Anal. Chem., 1996, 68, 409.
• 5. H.-B. Kim, S. Habuchi, M. Hayashi, and N. Kitamura, Anal. Chem., 1998, 70, 105.

タイトルに関連する用語 (3件)： イオン ,  相互作用 ,  応用