文献

J-GLOBAL ID：201402266927640009   整理番号：13A0590998

シロスジカナヘビTakydromus wolteriの性的二形性と雌の生殖能力

Sexual size dimorphism and female reproduction in the white-striped grass lizard Takydromus wolteri

著者 (4件)： Luo Laigao (School of Biology & Food Engineering, Chuzhou Univ., Anhui, Chuzhou) ,  Wu Yilian (School of Biology & Food Engineering, Chuzhou Univ., Anhui, Chuzhou) ,  Zhang Zhuyuan (School of Biology & Food Engineering, Chuzhou Univ., Anhui, Chuzhou) ,  Xu Xuefeng (School of Biology & Food Engineering, Chuzhou Univ., Anhui, Chuzhou)
資料名： Current Zoology  (Current Zoology)
巻： 58  号： 2  ページ： 236-243  発行年： 2012年 
JST資料番号： C2457A  ISSN： 1674-5507  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 生物学者とって性的二形性(SSD)は長年の関心事であり,生活史の変動がこのSSDに重要な役割を果たしていると考えられている。本研究ではシロスジカナヘビTakydromus wolteri のSSDと雌の生殖形質を定量化し,SSDと雌の生殖能力との潜在的関連を確認した。中国じょ州市のシロスジカナヘビの1つの集団では,最も大きな雄と雌の頭胴長(SVL)はそれぞれ53.0mmと57.5mmであった。雌のSVLと腹部長は雄より大きかったが,雄の頭部サイズと尾部長は雌より大きかった。雌は繁殖期に卵の入ったクラッチを最大5つ生み,大型の雌の方がより多くのクラッチを生み,クラッチ当たりの卵の数も小型の雌より多かった。結果として,大型の雌は年間総産卵数と生殖生産がより高かった。最初のクラッチの卵サイズは母親のSVLと正の相関があったが,その後のクラッチでは相関はなかった。これらの結果から,T.wolteriが雌に偏ったSSD種であることが示唆され,大型の雌の方が卵を生む能力が高いことから,より高い生殖能力がある多産性選択が,この種のSSDの進化と相関している可能性があることが示唆される[Current Zoology 58(2):236-243,2012]。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： *カナヘビ科 ,  性差 ,  生殖能力 ,  時期 ,  繁殖行動 ,  たまご
準シソーラス用語： *Takydromus wolteri ,  性的二形性 ,  繁殖期

分類 (2件)： 生殖生理一般  (EJ15010E) ,  動物形態学・解剖学一般  (EJ01040E)

タイトルに関連する用語 (3件)： 性的二形性 ,  雌 ,  生殖能力