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J-GLOBAL ID：201402267200966315   整理番号：13A1677507

低温噴出孔におけるガス・ハイドレート集積への水流の影響

Influence of water flow on gas hydrate accumulation at cold vents

著者 (3件)： Cao Yuncheng (Graduate Univ. of Chinese Acad. of Sciences Key Lab. of Marginal Sea Geology, Chinese Acad. of Sciences, Beijing) ,  Su Zheng (Key Lab. of Renewable Energy and Natural Gas Hydrate, Chinese Acad. of Sciences Key Lab. of Renewable Energy and ...) ,  Chen Duofu (Key Lab. of Marginal Sea Geology, Chinese Acad. of Sciences Key Lab. of Marginal Sea Geology, Chinese Acad. of ...)
資料名： Science China. Earth Sciences  (Science China. Earth Sciences)
巻： 56  号： 4  ページ： 568-578  発行年： 2013年 
JST資料番号： C2577A  ISSN： 1674-7313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低温噴出孔はメタンに富む流体漏出が起こる部分である。この流出は局部温度,塩分,ガス・ハイドレートの引き続く集積を変える可能性がある。ハイドレート・リッジの南部頂部での動的ガス・ハイドレート生成モデルと,温度,塩分,流体フラックスのin situ測定を用いて,著者らは三つの異なる流体サイト,クラム,バクテリア・マット,ガス流出サイトでのガス・ハイドレート集積をシミュレートした。クラム・サイト(間隙水フラックス<20kg/m²年)では,間隙水の移流は温度と塩分にほとんど影響を有しない。しかしながら,塩分と温度は,ハイドレート安定帯の基底を海底下(mbsf)~115から~70メートルに徐々に動かすガス・ハイドレートの生成により,増加した(ピーク塩分>0.8mol/kg)。クラム・サイトでのガス・ハイドレート飽和度は比較的高い。バクテリア・マット・サイトでの水フラックスは,100から2500kg/m²年の範囲である。水流は塩分の増加を抑制し,結果として海水(<0.65mol/kg)に近いかわずかに高い塩分をもたらす。水流による熱移流は著しく温度を上昇させ,ハイドレート安定帯の基底を50あるいは3mbsf以上ですらシフトさせる。ガス・ハイドレート飽和度はバクテリア・マット・サイトで比較的低い。ガス流出サイトでは,間隙水フラックスは10¹⁰kg/m²年に達し,温度は9分で供給源域温度に達することができた。ガス流出サイトにはガス・ハイドレート生成はない。したがって,著者らのシミュレーション解析によると,下部間隙水フラックスは結果として,低塩分,高温,ハイドレート安定帯の浅部基底をもたらす。このことは翻って,低いガス・ハイドレート生成速度,低いハイドレート飽和度,結果と着に少ないガス・ハイドレート資源をもたらす。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 低温 ,  *ガスハイドレート ,  *集積 ,  *水流 ,  ミクロフローラ ,  フラックス【流束】 ,  塩分 ,  間隙水 ,  基底

分類 (1件)： 石油・ガス鉱床  (DE09050D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 低温 ,  噴出孔 ,  ハイドレート ,  集積 ,  水流