抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
視覚障害者のパソコン利用状況を,調査票への任意回答方式で調べた。有効回答者は304人,このうち携帯電話の利用者数は246人(80.9%),スマートフォンは81人(26.6%),タブレットは44人(14.5%),パソコンは290人(95.4%)だった。障害等級1級の人たちは2級の人たちよりも,携帯電話の利用率が高く,スマートフォンとタブレットの利用率が低かった。機器のアクセシビリティ機能のうち,障害等級1級の人たちは主に音声出力機能を,2級の人たちは画面・文字の拡大,色の変更,音声出力を使っていた。スマートフォンやタブレットの利点として,ロービジョンの人からは地図や乗換案内,画面の見やすさが挙げられた。全盲の人からは,物体認識機能が利点としてあげられた。他方で使いづらい点としては,スマートフォン・タブレットともに,文字入力や操作の難しさが多くの回答者から指摘された。(著者抄録)