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J-GLOBAL ID：201402267505449752   整理番号：14A0551714

1次元チャネルモデルに基づく⁴Heの経路積分計算

Path Integral Calculation of ⁴He in One-Dimensional Channel Model

著者 (4件)： KIRIYAMA Hajime (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  TANIGUCHI Junko (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  SUZUKI Masaru (Univ. Electro-Communications, Tokyo, JPN) ,  TAKAGI Takeo (Univ. Fukui, Fukui, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 83  号： 4  ページ： 044601.1-044601.5  発行年： 2014年04月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,ナノスケールの準1次元チャネル内に閉じ込められた液体に相当する密度を持つ⁴He粒子を考え,複素時間の経路積分モンテカルロ法によって粒子当たりの全エネルギーおよび超流動体の割合を数値計算した。粒子の交換によって全エネルギーが低下するT_BECは,チャンネルの直径の減少に伴って低下し,直径が0.48nm以下で消失することが分かった。T_BECは,ねじれ振動子の実験において観察された超流動の発現温度に近いことが判明した。更に,チャネルに沿った超流動体の割合は,T_BEC以下で緩やかに上昇する。その大きさは,チャネル長の増大に伴って減少し,また,熱力学的な超流動体のコヒーレンスは無限に長いチャネルでは消えることが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ヘリウム4 ,  *チャネル ,  モンテカルロ法 ,  経路積分 ,  *一次元 ,  *超流動 ,  *閉込め ,  コヒーレンス

分類 (1件)： 液体ヘリウム  (BL07020B)

引用文献 (15件)：

• R. Toda, M. Hieda, T. Matsushita, N. Wada, J. Taniguchi, H. Ikegami, S. Inagaki, and Y. Fukushima, Phys. Rev. Lett. 99, 255301 (2007).
• K. Yamamoto, H. Nakashima, Y. Shibayama, and K. Shirahama, Phys. Rev. Lett. 93, 075302 (2004), and references therein.
• S. Inagaki, A. Koiwai, N. Suzuki, Y. Fukushima, and K. Kuroda, Bull. Chem. Soc. Jpn. 69, 1449 (1996); S. Inagaki, Y. Fukushima, and K. Kuroda, J. Chem. Soc., Chem. Commun. 22, 680 (1993).
• J. Taniguchi, Y. Aoki, and M. Suzuki, Phys. Rev. B 82, 104509 (2010).
• J. Taniguchi, R. Fujii, and M. Suzuki, Phys. Rev. B 84, 134511 (2011).

タイトルに関連する用語 (5件)： 1次元 ,  チャネル ,  モデル ,  経路積分 ,  計算