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J-GLOBAL ID:201402268021824113   整理番号:14A1213517

アスパラガス連作障害回避のための太陽熱処理効果の検証

Examining Solar Heat Disinfection to Avoid Replanting Problems with Asparagus (Asparagus officinalis L.)
著者 (4件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 221-227 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アスパラガスの連作障害回避を目的として佐賀県内で行った「湛水太陽熱処理」実証ほの土壌を用いて,アスパラガスの生育阻害要因を調査した.アスパラガスの幼苗検定により,処理後の土壌において草丈および地下部新鮮重は処理前の土壌における値より有意に大きくなり,本処理によるアスパラガスの生育改善効果が示された.レタスを用いた生物検定でも,処理前の土壌より処理後の土壌で,幼根が長く伸び,アレロパシー活性の低減が示された.さらに,アスパラガスの主要病原菌であるF. oxysporumの菌密度も,本処理後に検出限界以下となった.深さ15~30cmの土壌中のpH,EC,NO3-N,トルオーグリン酸含量は湛水太陽熱処理により有意に減少したが,交換性陽イオン濃度(Ca2+, Mg2+, K+),塩基飽和度およびアンモニウム態窒素濃度には有意な変化が認められなかった.本結果から,高いアレロパシー活性と病原菌密度が,改植前の土壌におけるアスパラガスの生育不良要因となり得ることが例示された.湛水太陽熱処理は,これら要因を効果的に除外できる可能性があり,アスパラガスの連作障害回避に有効な技術のひとつと考えられた.(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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野菜  ,  植物に対する影響  ,  植物生理学一般  ,  菌類による植物病害 
引用文献 (33件):
  • 安西哲郎.2000.土壌試料採取(一般的な採土法).p. 11-14.土壌環境分析法編集委員会編著.土壌環境分析法.博友社.東京.
  • Blok, W. J. and G. J. Bollen. 1996. Etiology of asparagus replant-bound early decline. Eur. J. Plant Pathol. 102: 87-98.
  • Crawley M. J. 2009.統計学:Rを用いた入門書(野間口謙太郎・菊地泰樹訳).p. 111-132.共立出版.東京.
  • 藤井義晴.1994.アレロパシー検定法の確立とムクナに含まれる作用物質L-DOPAの機能.農環研報.10: 115-218.
  • 後藤逸男.2000.ICP発光分析法.p. 179-185.土壌環境分析法編集委員会編著.土壌環境分析法.博友社.東京.
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