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J-GLOBAL ID：201402268240322549   整理番号：14A0228528

シンプルな「添加と測定」方式のFRETベースのテロメア直列型反復配列検出およびテロメラーゼアッセイ方法

A simple “add and measure” FRET-based telomeric tandem repeat sequence detection and telomerase assay method

著者 (5件)： KAWAMURA Koji (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  YAKU Hidenobu (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  YAKU Hidenobu (Panasonic Corp., Kyoto, JPN) ,  MIYOSHI Daisuke (Konan Univ., Kobe, JPN) ,  MURASHIMA Takashi (Konan Univ., Kobe, JPN)
資料名： Organic & Biomolecular Chemistry  (Organic & Biomolecular Chemistry)
巻： 12  号： 6  ページ： 936-941  発行年： 2014年02月14日 
JST資料番号： A0499C  ISSN： 1477-0520  CODEN： OBCRAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： FRET(蛍光共鳴エネルギー移動)をベースとしたアッセイを用いて,テロメアの濃度を高感度に推定できる手法を開発した。本手法は,多様な長さのテロメアを含んでいる検体に対しても適応可能であった。蛍光消光比率(FQ値)は,テロメアの長さが長くなるにつれて,および/または,テロメアの濃度が上昇することに比例して,直線的に増加することがわかった。本方法によるテロメアDNA検出の下限濃度は,12-merテロメアシークエンスに対して5pM(5fmol/mL)であったが,概ね,検体中のテロメアがより長い場合に,より高感度となった。さらに,この「添加と測定」方式は,テロメラーゼ活性を評価することにも有用であることが示唆された。今回開発の新規手法は,PCRを必要としないことから,TRAP(テロメア反復増幅プロトコール)分析に対する魅力的な代替法であり,また,癌診断の初期スクリーニングとしての有用性より,癌検出を改善できる可能性を有していると思われる。

シソーラス用語： *テロメア ,  DNA【核酸】 ,  *テロメラーゼ ,  *蛍光共鳴エネルギー移動 ,  *高感度 ,  消光 ,  数列 ,  診断 ,  分析 ,  テロメアDNA ,  *蛍光消光 ,  腫瘍診断
準シソーラス用語： *アッセイ ,  シーケンス ,  癌診断

分類 (6件)： 有機化合物・錯体の蛍光・りん光(分子)  (BH06062I) ,  酵素一般  (EB09010D) ,  核酸一般  (EB04010U) ,  ヌクレオシド,ヌクレオチド  (CF10060K) ,  バイオアッセイ  (EA03060N) ,  生物科学研究法一般  (EA03010K)

タイトルに関連する用語 (4件)： FRET ,  テロメア ,  直列 ,  反復配列