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J-GLOBAL ID：201402268445130200   整理番号：14A0231432

非平衡反応を利用した水素気流中における窒化リチウムからのアンモニア合成

Ammonia Synthesis via Non-Equilibrium Reaction of Lithium Nitride in Hydrogen Flow Condition

著者 (7件)： 五舛目清剛 (広島大学大学院先端物質科学研究科) ,  宮岡裕樹 (広島大学サステナブル・ディベロップメント実践研究センター) ,  市川友之 (ハイドロラボ株式会社) ,  市川貴之 (広島大学大学院先端物質科学研究科) ,  市川貴之 (広島大学先進機能物質研究センター) ,  小島由継 (広島大学大学院先端物質科学研究科) ,  小島由継 (広島大学先進機能物質研究センター)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 77  号： 12  ページ： 580-584 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在アンモニア(NH₃)の合成は高温高圧環境下で実施するハーバー・ボッシュ法が工業的に確立されている。一方,NH₃は従来の工業製品だけでなくエネルギーキャリアとしても注目され始めており,研究室で簡易にNH₃(ND₃を含む)が合成できる手法が望まれている。本研究においては,この要求に対してリチウム窒化物(Li₃N)を中間体とする比較的温和な条件での合成を可能にする手法を提案し,その検証を行なった。DSCおよびMSを配備した反応装置内でLi₃NとH₂の反応を行ない,NH₃生成条件の調査を行なった。また,閉鎖循環系装置を用いたLiNH₂からのNH₃生成実験も実施した。この結果,本手法により,300°C,0.5MPaという温和な条件でNH₃を合成できることを明らかにした。また,この技術はND₃合成にも適用できることを示した。

シソーラス用語： *アンモニア ,  *合成 ,  リチウム化合物 ,  窒化物 ,  非平衡状態

分類 (1件)： 窒素とその化合物  (YB02050S)

引用文献 (9件)：

• 1) The Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology, Japan: http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/03/attach/1331299.htm
• 2) U.S. Department of Energy: Potential Roles of Ammonia in a Hydrogen Economy, http://www.hydrogen.energy.gov/pdfs/nh3_paper.pdf
• 3) P. Chen, Z. T. Xiong, J. Z. Luo, J. Y. Lin and K. L. Tan: Nature 420(2002) 302–304.
• 4) T. Ichikawa, N. Hanada, S. Isobe, H. Y. Leng and H. Fujii: J. Phys. Chem. B 108(2004) 7887–7892.
• 5) T. Ichikawa, S. Isobe, N. Hanada and H. Fujii: J. Alloy. Compd. 365(2004) 271–276.

タイトルに関連する用語 (5件)： 非平衡 ,  水素 ,  気流 ,  窒化リチウム ,  アンモニア合成