抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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計量の単位は,1875年のメートル法成立を経て,電磁気や化学の計量も取り込みながら国際単位系・SIに1960年体系化され,今日に至っている。本文ではまず,現在のSIの成り立ちについて解説した。次に,科学技術の発展が基本単位の定義に及ぼしてきた経緯,特に量子力学が関与した長さ,時間,電流について解説し,併せて最近の動向を紹介した。国際単位系SIの将来の動向については,質量,電流,熱力学温度,および物質量の定義を改定しようとする方向性が2011年に決議された。実際の改定時期については,現在も測定結果の報告が続いている中で慎重に議論が続いている。