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J-GLOBAL ID:201402269444681897   整理番号:13A1724692

南シナ海西岸境界流に付随する地域海洋学研究の進歩

Progress of regional oceanography study associated with western boundary current in the South China Sea
著者 (10件):
資料名:
巻: 58  号: 11  ページ: 1205-1215  発行年: 2013年 
JST資料番号: A0206B  ISSN: 1001-6538  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 英語 (EN)
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西岸境界流(WBC)と渦に付随する南シナ海(SCS)の海洋物理学の最近の進歩を,この論文でレビューした。それは,とりわけ,WBCのアルゴ観測,衛星画像に基づくWBCの渦検出,WBCの大陸棚横断交換,渦流相互作用,WBCの年々変動,大気-海洋相互作用,SCS貫通流(SCSTF)を含む。SCSのWBCは強く,季節と年々のタイム・スケールに関するその構造,変動,動的過程はいまのところ完全に理解されている。この論文では,過去数年に達成したWBC,渦-海流相互作用,大気-海洋相互作用,SCSTFの変化に関する研究進歩を要約した。まず,漂流ブイ観測により,それが中部ベトナム海岸に達した後に,WBCが強くかつ狭くなることを指摘した。北部SCSでの海洋循環に影響する可能なメカニズムを議論し,冬季にWBCの北部支流海域で反流をもたらす動的メカニズムもまた,運動量収支を用いて定量的に研究した。WBCの地衡流成分を18°Nに沿った船上観測により突き止め,WBCが年々タイム・スケールで著しく変化することを見出した。次に,船上観測により,北部SCSでの2003/2004年冬期の二つの高気圧性渦と,18°Nに沿った2007年夏季の三つの高気圧性渦を研究した。その結果によると,二つの高気圧性渦が冬季の一次ロスビー波の速度(~0.1m/秒)での大陸棚に沿い南西方へ伝播し,夏季の三つの高気圧性渦とSCS中のWBCの相互作用を予備的に明らかにした。北部SCSの大陸棚上の渦は0.09m/秒の最大速度により南東方向へ伝播し,ベトナム海岸の東部への渦は最大運動エネルギーを有し,その二つはSCSでの渦活動とWBCの強い相互作用を意味する。さらに,WBC海域地殻の海面温度(SST)の強い季節内変動(ISV)が見出され,冬季のSSTのISV信号が20%だけ潜熱のISV信号を弱める。最後に,SCSTF容積輸送の長期変動とその太平洋での海洋循環との関係を議論した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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海洋の構造・力学・循環 
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