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J-GLOBAL ID：201402270186317245   整理番号：14A0249861

Ras蛋白質のモデル膜への結合の際の回転及び並進動力学

Rotational and Translational Dynamics of Ras Proteins upon Binding to Model Membrane Systems

著者 (4件)： WERKMUELLER Alexander (TU Dortmund Univ., Dortmund, DEU) ,  TRIOLA Gemma ,  WALDMANN Herbert ,  WINTER Roland (TU Dortmund Univ., Dortmund, DEU)
資料名： ChemPhysChem  (ChemPhysChem)
巻： 14  号： 16  ページ： 3698-3705  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： W1265A  ISSN： 1439-4235  CODEN： CPCHFT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原形質膜関連Ras蛋白質は信号伝達形質転換を制御し,ナノクラスタ化と膜粘度検知からもたらされる膜結合Rasの信号伝達機構,回転及び並進運動動力学がそれらの運動性と機能との関係づけに役立つ。今回,時間分解蛍光異方性と相関分光測定によりリピド化ホウ素ピロメテン標識Rasのバルク及び膜結合状態での回転相関時間と並進拡散係数を求めた。結果によるとN-Rasの第2リピド化モチーフがバルク溶液中での二量体形成を変換したが,K-Ras4Bは単量体のままであった。膜結合でもG領域は基本的に自由回転であるが,横方向移動度が大きく,膜の粘度と脂質媒介静電相互作用に規制された。この高い拡散移動度が膜結合状態での迅速認識結合配列をもたらし,Ras蛋白質と足場または奏効体蛋白質との相互作用を効果的に促進する。今回観測した脂質型迅速横方向拡散はin vivoデータとよく対応する。

シソーラス用語： *Rasタンパク質 ,  窒素複素環化合物 ,  ホウ素複素環化合物 ,  *蛍光標識 ,  細胞情報伝達 ,  *細胞膜 ,  形質転換 ,  *分子回転 ,  *並進 ,  *蛍光 ,  *異方性 ,  *蛍光分光法 ,  時間 ,  拡散係数 ,  二量化 ,  粘度 ,  静電相互作用 ,  分子認識
準シソーラス用語： *蛍光相関分光法 ,  相関時間

分類 (3件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  有機化合物のルミネセンス  (BM08094A) ,  生物学的機能  (EB03040U)

物質索引 (3件)： 4,4-ジフルオロ-6,7-ジメチル-3-[3-オキソ-3-(ペンチルアミノ)プロピル]-3a-アゾニア-4-ボラ(IV)-4H-4a-アザ-s-インダセン ,  N-[6-[3-(2-アミノ-2-カルボキシエチルチオ)-2,5-ジオキソ-1-ピロリジニル]ヘキサノイル]-Gly-S-ヘキサデシル-L-Cys-L-Met-Gly-L-Leu-L-Pro-S-(3,7,11-トリメチルドデカ-2,6,10-トリエニル)-L-Cys-OMe ,  L-Lys-L-Lys-L-Lys-L-Lys-L-Lys-L-Lys-L-Ser-L-Lys-L-Thr-L-Lys-S-(3,7,11-トリメチルドデカ-2,6,10-トリエニル)-L-Cys-OMe

タイトルに関連する用語 (4件)： Ras蛋白質 ,  モデル ,  並進 ,  動力学