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J-GLOBAL ID：201402270275535345   整理番号：14A0724975

ナノスケール系におけるスピン寿命に及ぼすスピン輸送の効果

The effect of spin transport on spin lifetime in nanoscale systems

著者 (9件)： CARDELLINO Jeremy (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  SCOZZARO Nicolas (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  HERMAN Michael (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  BERGER Andrew J. (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  ZHANG Chi (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  FONG Kin Chung (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  JAYAPRAKASH Ciriyam (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  PELEKHOV Denis V. (Ohio State Univ., Ohio, USA) ,  HAMMEL P. Chris (Ohio State Univ., Ohio, USA)
資料名： Nature Nanotechnology  (Nature Nanotechnology)
巻： 9  号： 5  ページ： 343-347  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： W2059A  ISSN： 1748-3387  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ナノスケールスピンワイヤへ閉じ込めた電子スピンアンサンブルの寿命と輸送ダイナミクスの関係を調べた。ダイヤモンドへの窒素イオン注入による窒素(P1)センターのナノスケールチャネルを形成し,このスピンナノワイヤへ閉じ込めた電子スピンアンサンブルを磁気共鳴力顕微鏡により研究した。ナノスケールスピンアンサンブルの寿命に及ぼすフリップフロップ媒介スピン輸送の効果を測定した。アンサンブルのスピン寿命はスピンノイズつまりアンサンブル磁化の統計的揺らぎをモニタリングして測定した。その結果,アンサンブルの寿命はアンサンブルから隣接スピンリザーバへのスピン輸送に支配されることが分かった。これは孤立スピンアンサンブルの通常のスピン-格子緩和とは極めて対照的である。三つの電子スピンポピュレーション(超微細結合窒素原子核の三つのスピン状態に相当)を空間分解して,フリップフロップ媒介スピン拡散を裏付ける線幅を見つけるのに,ワイヤ中の100ネットスピンより少ないEPRスペクトルを得た。

シソーラス用語： ナノワイヤ ,  *電子スピン ,  集合 ,  *寿命 ,  *輸送現象 ,  スピン拡散 ,  スペクトル ,  ESR【磁気共鳴】 ,  ダイヤモンド ,  窒素 ,  イオン注入 ,  スピンフロップ ,  動力学 ,  置換型原子
準シソーラス用語： EPRスペクトル ,  P1センター ,  *スピンダイナミクス ,  スピンナノワイヤ ,  *スピン寿命 ,  *スピン輸送 ,  フリップフロップ ,  電子スピンアンサンブル

分類 (2件)： その他の無機化合物のEPR  (BM07023D) ,  磁性一般  (BM06010M)

タイトルに関連する用語 (3件)： ナノスケール ,  スピン寿命 ,  スピン輸送