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J-GLOBAL ID：201402270624605330   整理番号：14A0372554

光誘起重合における酸素阻害の減少戦略

Strategies to Reduce Oxygen Inhibition in Photoinduced Polymerization

著者 (6件)： LIGON Samuel Clark (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  HUSAR Branislav (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  HUSAR Branislav (Polymer Inst., Bratislava, SVK) ,  WUTZEL Harald (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT) ,  HOLMAN Richard (Paint Res. Assoc., Hampton, GBR) ,  LISKA Robert (Vienna Univ. Technol., Vienna, AUT)
資料名： Chemical Reviews  (Chemical Reviews)
巻： 114  号： 1  ページ： 557-589  発行年： 2014年01月08日 
JST資料番号： B0256A  ISSN： 0009-2665  CODEN： CHREAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 光重合における酸素阻害の除去は学問的にも実用的にも重要な課題の一つである。本論文は,光誘起重合における酸素阻害を除去するための物理的ならびに化学的戦略とその応用例に関するレビューである。まず酸素阻害を除去するための物理的戦略を,1)酸素を含まない雰囲気中での硬化,2)物理的障壁を課す,3)酸素の透過性と溶解性を減らす,4)光強度と波長の調節,に分けて論じた。次に化学的戦略を,1)光開始剤の選択,2)一重項酸素発生剤とスカベンジャの選択,3)分子不活性化,4)水素ドナー(アミン,チオール,シラン,その他)の添加,5)その他の還元剤(ボラン,ホスフィン,ホスファイト)添加,6)過酸化物分解,7)反応性あるいは代替モノマ(反応性メタクリラートあるいはアクリラート,多機能アクリラート,高分枝ポリマあるいはデンドリマ,N-ビニルアミド,代替ビニルモノマ,ドナー/アクセプタ型モノマ,ハイブリッドラジカル/カチオン系)を加える,に分けて論じた。更に酸素阻害に関連した諸問題について簡単に述べた。最後に皮膜形成,インクと印刷関係,歯科及び医学的応用,リソグラフィーと関連技術及び電子ビーム効果に関連した応用例を示した。

シソーラス用語： *光重合 ,  *酸素 ,  *架橋【高分子】 ,  光開始剤 ,  一重項酸素 ,  ドナー ,  還元剤 ,  過酸化物 ,  *酵素阻害 ,  スカベンジャー ,  添加物効果
準シソーラス用語： 硬化【高分子】 ,  水素ドナー

分類 (3件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  その他の高分子の反応  (CG03040H) ,  重合反応一般  (CG04010H)

タイトルに関連する用語 (5件)： 光誘起 ,  重合 ,  酸素 ,  阻害 ,  戦略