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J-GLOBAL ID：201402270812094075   整理番号：14A0994016

「海水からの高品位資源の獲得に向けた分析技術と分離技術」 酸化還元化学種変換クロマトグラフィーの原理とシステム

著者 (1件)： 齊藤和憲 (日本大 生産工)
資料名： 日本海水学会誌  (Bulletin of the Society of Sea Water Science, Japan)
巻： 68  号： 4  ページ： 222-227  発行年： 2014年08月01日 
JST資料番号： F0235A  ISSN： 0369-4550  CODEN： NKAGBU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海水中の資源探査技術の高度化が求められており,極めて低濃度の化学成分を高精度に分析する技術の確立が望まれている。酸化還元化学種変換クロマトグラフィーは,酸化還元性の物質に対して,従来の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)とは異なる新しい分離選択性を発現する。本稿では,海水中の微量成分分析に本法の適用を検討した際に必要とされる基本原理や,本システムで重要とされる構成要素を中心に説明する。この方法には,酸化還元反応をクロマトグラフィーの分離場に導入し,分析対象化合物の酸化還元反応の平衡を維持した状態で分離を行うオンカラム酸化還元化学種変換クロマトグラフィーと,分離場の任意の位置で分析対象化合物を酸化または還元変換した状態で分離を行う,オンライン酸化還元化学種変換クロマトグラフィーがある。

シソーラス用語： *海水 ,  *鉱物資源 ,  分離 ,  *クロマトグラフィー ,  酸化還元反応 ,  *微量分析 ,  選択性 ,  カラムクロマトグラフィー ,  化学種 ,  状態分析 ,  化学平衡 ,  分配係数 ,  濃度分布 ,  溶出 ,  クロマトグラフ用カラム
準シソーラス用語： カラム【クロマトグラフィー】 ,  化学種別分析 ,  化学選択性 ,  海洋資源 ,  高度化 ,  酸化還元 ,  分析技術

分類 (2件)： 鉱山評価  (UA02030P) ,  クロマトグラフィー  (CC04012D)

引用文献 (16件)：

• K. Yoshizuka, “Practical recovery of lithium from seawater”, J. Ion Exchange, 23, 59-65 (2012)
• K. Ooi, “Recovery of valuable minor elements from seawater-The present status and the problems for future industrialization-, Bull. Soc. Sea Water Sci., Jpn., 62, 85-89 (2008)
• Y. Suzuki, “Determination of inorganic trace components in seawater samples using flow analytical systems” Bull. Soc. Sea Water Sci., Jpn., 61, 253-259 (2007)
• M. Shibukawa, K. Saitoh, S. Ozaki and H. Nakajima, “Redox Derivatization Chromatography”, Bunseki Kagaku, 62, 985-1000 (2013)
• M. Shibukawa, A. Unno, T. Miura, A. Nagoya and K. Oguma, “On-column derivatization using redox activity of porous graphitic carbon stationary phase: an approach to enhancement of separation selectivity of liquid chromatography”, Anal. Chem., 75, 2775-2783 (2003)

タイトルに関連する用語 (9件)： 海水 ,  高品位 ,  資源 ,  獲得 ,  分析 ,  酸化還元 ,  化学種 ,  クロマトグラフィー ,  原理