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J-GLOBAL ID：201402270862217437   整理番号：14A0453236

(I)ソヤサポニン類とソヤサポゲノール類間,および(II)ソヤサポニンA群とB群間のバイオアベイラビリティの比較

Comparison of bioavailability (I) between soyasaponins and soyasapogenols, and (II) between group A and B soyasaponins

著者 (3件)： KAMO Shuichi ,  SUZUKI Shunsuke ,  SATO Toshiro
資料名： Nutrition  (Nutrition)
巻： 30  号： 5  ページ： 596-601  発行年： 2014年05月 
JST資料番号： T0836A  ISSN： 0899-9007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 目的:ソヤサポニン類とソヤサポゲノール類のバイオアベイラビリティと吸収性についてはまだ不明である。そこで,本研究の目的は,血漿ソヤサポニン,ソヤサポゲノール濃度,および吸収特性を検討することとした。方法:Sprague-Dawleyラットを3群(各n=6)に割り付け,各群に対し各試験サンプルを経口で単回投与した。頸静脈から血液を採取し,血漿ソヤサポゲノール濃度を測定した。Caco2細胞単層吸着アッセイ(monolayer absorption assay)を行い,ソヤサポゲノールAとB両方(10μmol/L)をその頂端側に添加し,頂端側および基底外側のソヤサポゲノール濃度を測定した。透過パラメーターも算出した。結果:ソヤサポゲノールBの吸収性はB群ソヤサポニンより良好であった。ソヤサポゲノールBを投与したラットにおいてソヤサポゲノールBのピーク濃度到達までに必要な時間は,1~3時間であるのに対し,B群ソヤサポニンを投与したラットにおけるピーク濃度到達時間は8時間であった。血漿ソヤサポゲノールAと血漿ソヤサポゲノールBの比は,投与した試験サンプルの比より低かった。Caco-2ヒト結腸癌単層細胞モデルにおけるソヤサポゲノールBの頂端側から基底外側への吸収(見かけの透過係数[Papp]:5.5×10^-6cm/秒)は,ソヤサポゲノールA(Papp:1.6×10^-6cm/秒)より高かった。結論:これらの結果から,ソヤサポゲノール類のバイオアベイラビリティは対応するソヤサポニン類より良好で,B群ソヤサポニンのバイオアベイラビリティはA群ソヤサポニンより良好であることが示唆される。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： バイオアベイラビリティ ,  血漿中濃度 ,  ラット ,  実験動物 ,  Caco2細胞 ,  食餌効果 ,  雄性 ,  *ダイズ ,  *サポニン ,  HPLC-MS分析 ,  タンデム質量分析 ,  消化管吸収 ,  食品成分 ,  グリコシド ,  少糖類 ,  ガラクトシド ,  キシロシド ,  糖エステル ,  五環トリテルペン ,  カルボン酸エステル ,  二糖類 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  三糖類 ,  脂環式アルコール ,  ジオール ,  糖酸 ,  オレフィン化合物 ,  デオキシ糖 ,  マンノシド
準シソーラス用語： HPLC-MS/MS ,  SDラット ,  *大豆サポニン

分類 (2件)： 野菜とその加工品  (FJ11020O) ,  代謝一般  (EB02030C)

物質索引 (15件)： ソヤサポゲノールA ,  ソヤサポゲノールB ,  ソヤサポニンAa ,  ソヤサポニンAb ,  ソヤサポニンI ,  ソヤサポニンII ,  ソヤサポニンIII ,  ソヤサポニンIV ,  ソヤサポニンV ,  ソヤサポニンAc ,  ソヤサポニンAd ,  ソヤサポニンAe ,  ソヤサポニンAf ,  ソヤサポニンAg ,  ソヤサポニンAh

タイトルに関連する用語 (1件)： バイオアベイラビリティ