文献

J-GLOBAL ID：201402271013407318   整理番号：14A0339251

衛星海洋観測による沿岸域研究-仙台湾と陸奥湾

Study on Coastal Zone Using Satellite Ocean Observations-Sendai Bay and Mutsu Bay

著者 (1件)： 川村宏 (東北大 大学院理学研究科)
資料名： 沿岸海洋研究  (Bulletin on Coastal Oceanography)
巻： 51  号： 2  ページ： 125-137  発行年： 2014年02月28日 
JST資料番号： L3747A  ISSN： 1342-2758  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 仙台湾周辺の沿岸海域と流入河川流域は,今,深刻な環境問題である放射能汚染に直面している。放射性物質は地面・海面に降下し,融雪水や雨に流されて河川から沿岸域に運ばれ,海洋を浮遊し,この地域を循環する。このような困難な課題に立ち向かううえで,最新の地表監視科学技術が果たす役割は大きい。道しるべ-1:「高解像度可視赤外放射計は,沿岸域の表面の状態を監視し,放射能汚染物質の動態を支配している海面での物理・化学・生物相互作用を理解する上で,根本的な役割を担うであろう。」この20年で大気海洋変動観測の科学技術基盤が大きく強化され,陸奥湾周辺のバルク大気とバルク海水の変動現象を的確に把握し,高精度で予測できるようになった。しかし,海面極近傍には私たちが知らない現象,すなわち挑戦すべき課題,がまだたくさんある。そして,その海面は地球表面の7割を占める。道しるべ-2:「バルク海水からスキンへ,そして海面へ」。(著者抄録)

シソーラス用語： 海面 ,  観測 ,  湾 ,  沿岸帯 ,  *海洋観測 ,  放射能汚染 ,  宮城県 ,  青森県 ,  衛星観測 ,  陸奥湾
準シソーラス用語： 仙台湾

分類 (1件)： 海洋物理学一般  (DC06010K)

引用文献 (45件)：

• 川村宏(1992) :衛星海洋学とLOICZ.沿岸海洋研究, 34, 149-159.
• IGBP (1992) : Global change : Reducing uncertainties. IGBP, The Royal Swedish Academy of Science, Stockholm, 40pp.
• Kawamura, H., the OCTS team(1998) : OCTS mission overview. Journal of Oceanography, 54, 383-399.
• UNESCO(2003) : The Integrated, Strategic Design Plan for the Coastal Ocean Observations Module of the Global Ocean Observing System. GOOS REPORT No. 125, 190pp.
• Kawamura, H., S.Kizu, F. Sakaida and Y.Toba (1993) : The NOAA-HRPT data receiving system in the Center for Atmospheric and Oceanic Studies in the Tohoku University. Tohoku Geophysical Journal (The Science Reports of the Tohoku University, Series 5), 36, 89-102.

タイトルに関連する用語 (6件)： 衛星 ,  海洋観測 ,  沿岸域 ,  研究 ,  仙台湾 ,  陸奥湾