抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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メタ・サーフェスとは地板上に金属パッチを狭い間隔で周期的に配置した構造であり,自然界には存在しない性質を実現した表面である。任意の反射角をもつ反射板として伝搬路改善等に利用できると期待されている。しかしこの平面を利用した,偏波の制御については十分に検討されていない。そこで本報告では,直線偏波を円偏波に変換する偏波変換特性を有する新たなメタ・サーフェスを提案し,ユニットセルの構成と反射する円偏波の比帯域幅との関係を明らかにする。また,金属パッチの配置範囲と軸比特性の関係を明らかにし,帯域特性を考慮したメタ・サーフェスの設計を行う。その結果,金属パッチ-地板間距h=0.11λ
0,パッチサイズ比r=0.65,アスペクト比p
y/p
x=5.0のユニットセルの構造で,金属パッチを6×30個並べたときのメタ・サーフェスの地板の大きさL=1.6λ
0の場合,反射する円偏波の軸比が3dB以下となる比帯域幅は73.9%,2dB以下では68.1%得られた。(著者抄録)