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J-GLOBAL ID：201402271456626705   整理番号：14A1236182

技能検定員がドライバの運転を評価する際の注視行動

著者 (5件)： 島崎敢 (早稲田大 人間科学学術院) ,  宮武昌裕 (早稲田大 大学院人間科学研究科) ,  中村愛 (早稲田大 人間科学学術院) ,  伊藤輔 (早稲田大 大学院人間科学研究科) ,  石田敏郎 (早稲田大 人間科学学術院)
資料名： 交通科学  (Traffic Science)
巻： 45  号： 1  ページ： 3-11  発行年： 2014年09月30日 
JST資料番号： L2190A  ISSN： 0288-1985  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 技能検定員の運転評価時の注視行動を明らかにするために,10名の技能検定員にアイカメラを装着した状態で普段通りドライバを評価するよう求めた。技能検定員は前方の交通状況を見ていた時間が長く,ドライバの行動は5~6%程度しか見ていなかった。ドライバの行動の中ではドライバの顔を見るためのアイミラーを,次いで足元を多く見ていた。技能検定員の注視の順序には規則性はなかった。技能検定員は周囲の状況と車両挙動からドライバ評価に必要な多くの情報を得ており,ドライバの視覚探索はポイントを絞って見ていると考えられる。(著者抄録)

シソーラス用語： 運転者 ,  人間行動 ,  運転免許 ,  *運転試験 ,  *自動車 ,  検定 ,  注意 ,  アイカメラ ,  評価 ,  探索行動
準シソーラス用語： リスク感性 ,  リスク識別 ,  リスク認知 ,  教習所 ,  *行動観察 ,  *評価方法

分類 (1件)： 運転者  (TB01040V)

引用文献 (17件)：

• 小川和久・蓮花一己・長山泰久(1993). ハザード知覚の構造と機能に関する実証的研究, 応用心理学研究, 18, 37-54.
• Crick, J. & McKenna, F. P. (1991). Hazard perception: can it be trained?, Behavioral Research in Road Safety, 2, 10-107.
• 島崎敢・三品誠・中村愛・高橋明子・石田敏郎(2012). 事故映像とタブレット端末を用いたハザード出現予測の訓練とその効果, 交通心理学研究, 28, 37-45.
• Finn, P. & Bragg, B. W. E. (1986). Perception of the risk of an accident by young and older drivers, Accident Analysis and Prevention, 18, 289-298.
• 島崎敢・石田敏郎(2007). 職業運転者の事故傾向とリスクの連続的評価, 交通心理学研究, 23, 12-19.

タイトルに関連する用語 (5件)： 技能 ,  検定 ,  ドライバ ,  評価 ,  注視行動