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J-GLOBAL ID：201402272456561120   整理番号：14A1286630

複合現実感技術を用いた商品物流における仕分け作業支援

An Order Picking System for Warehouse Based on Mixed Reality Technology

著者 (4件)： 山崎賢人 (立命館大 大学院情報理工学研究科) ,  柴田史久 (立命館大 大学院情報理工学研究科) ,  木村朝子 (立命館大 大学院情報理工学研究科) ,  田村秀行 (立命館大 総合科学技術研究機構)
資料名： 日本バーチャルリアリティ学会論文誌  (Transactions of the Virtual Reality Society of Japan)
巻： 19  号： 3  ページ： 413-422  発行年： 2014年09月30日 
JST資料番号： L3202A  ISSN： 1344-011X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 拡張現実感や複合現実感(MR)技術の実用水準を高めるには,産業現場の実務的課題に対する試作システムの開発・運用,問題点の分析と解決策の模索が重要である。本論文では,商品物流における仕分け作業への適用を目指し,完成度の高いデジタルピッキングシステム(DPS)であるピカトルのMR型ピッキングシステムへの置換えを検討した。MR型ピッキングシステムは既存技術を組み合わせ,1)商品や集品容器の3次元位置情報,2)商品や集品容器の存在する方向情報をCG(Computer Graphics)によって提示する。サーバは商品情報データベースから商品データリストを取得し,クライアントからのリクエストに応じて商品情報を送信するので,i)位置姿勢の推定,ii)インタラクションの検出,iii)商品位置や集品容器の位置を把握しやすいようにMR画像の描画をクライアントが行う。光学シースルー型HMD(Head Mounted Display)によるMR型システムとピカトルを比較したところ,被験者ごとの仕分け作業の平均時間はピカトルを使用した方が速かった。また,作業者の動きを分析することで遠近感の不足,人間の視野角とHMDの表示領域の差異などが複合して動きが遅くなっており,提示したCGの奥行きのわかりにくさを改善することで正答率を上昇できる可能性が確かめられた。

シソーラス用語： *複合現実感 ,  オーダピッキングシステム ,  *物的流通 ,  *仕分け ,  コンピュータグラフィックス ,  データベース ,  商品 ,  会話型処理 ,  ユーザインタフェイス ,  表示装置 ,  実験 ,  評価試験 ,  角度 ,  長さ ,  *拡張現実感
準シソーラス用語： HMD【表示装置】 ,  インタラクション ,  奥行 ,  視野角 ,  被験者実験

分類 (2件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  物的流通  (KA08000O)

引用文献 (14件)：

• H. Tamura, H. Yamamoto, and A. Katayama: Mixed reality: Future dreams seen at the border between real and virtual worlds, IEEE Computer Graphics & Applications, Vol. 21, No. 6, pp. 64 - 70 (2001.11)
• W. Friedrich: ARVIKA - Augmented reality for development, production and service, Proc. 1st Int'l Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 2002), pp. 3 - 4 (2002.9)
• 特集:拡張現実感,情報処理,Vol.51,No.4(2010.4)
• 鈴木震:配送センターシステム-オーダーピッキングのポイント-,成山堂書店(1997.7)
• B. Schwerdtfeger and G. Klinker: Supporting order picking with augmented reality, Proc. 7th Int'l Symp. on Mixed and Augmented Reality (ISMAR 2008), pp. 91 - 94 (2008.9)

タイトルに関連する用語 (5件)： 複合現実感 ,  商品 ,  物流 ,  仕分け ,  作業支援