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J-GLOBAL ID：201402272930905595   整理番号：14A0360263

琵琶湖産淡水魚介類の流通と加工

著者 (1件)： 塚本礼仁 (滋賀県大)
資料名： 地域漁業研究  (Journal of Regional Fisheries)
巻： 53  号： 3  ページ： 47-68  発行年： 2013年08月01日 
JST資料番号： L5457A  ISSN： 1342-7857  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 内水面養殖業による生産物を含めた,琵琶湖産淡水魚介類に関連する地域的なフードシステムについて記述した。2011年の琵琶湖における漁獲量は1990年の約1/3の1272tに減少した。重要な湖魚であるコアユ,ニゴロブナ,ホンモロコ,ビワマス,ハゼ類,エビ類,セタシジミの漁獲動向について述べた。また滋賀県におけるアユを中心とする内水面養殖業では,主力のアユ生産量が2011年に512tとなり,ピーク時の半分になっている。2010年から試験養殖が始まったビワマスは滋賀県の重要な商材に位置づけされている。湖魚の県内及び県外における流通の状況について述べたほか,湖魚の加工について,湖魚業者の特徴,主要品目であるつくだ煮,フナずしの生産動向,2008年にスタートした湖魚の地産地消促進プロジェクトなどについて記述した。

シソーラス用語： *淡水魚 ,  *水産食品 ,  *水産加工 ,  *食品流通 ,  消費 ,  滋賀県 ,  漁業 ,  アユ ,  フナ ,  コイ科 ,  サケ科 ,  佃煮 ,  すし ,  発酵食品 ,  ビワマス ,  ふなずし ,  ホンモロコ ,  地産地消 ,  琵琶湖 ,  Carassius auratus grandoculis ,  産業 ,  料理
準シソーラス用語： ニゴロブナ ,  *魚介類 ,  内水面漁業

分類 (2件)： 食品工業一般  (FJ02010F) ,  動物性水産食品  (FJ13020C)

引用文献 (9件)：

• 高橋正郎・斉藤 修編 2002. 『フードシステム学全集第1巻 フードシステム学の理論と体系』農林統計協会,pp.10-11, 20.
• 滋賀の食事文化研究会『淡海文庫28 湖魚と近江のくらし』(サンライズ出版,2003年)
• 滋賀の食事文化研究会『淡海文庫5 ふなずしの謎』(サンライズ出版,1995年)
• 安室知 2005. 『水田漁撈の研究-稲作と漁撈の複合生業論-』慶友社
• 清板晃平 2010. 「滋賀県琵琶湖沿岸地区における淡水魚介類加工業の現状と課題」,『構造再編下の水産加工業の現状と課題-平成21年度事業報告-』財団法人東京水産振興会,pp.113-122.

タイトルに関連する用語 (4件)： 琵琶湖 ,  淡水 ,  魚介 ,  流通