抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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粒子・液体二相系の重力不安定は,溶融により粒子が上部から供給される場における熱対流現象で,ケイ酸塩溶融物と鉱物から構成されるマグマが上部から冷却される場合に見られる。すなわち,熱いマグマが母岩に貫入するとき,マグマ溜りの天井を融かすことにより,マグマが上昇し,天井を構成する鉱物粒子が融けて粒子が落下し,マグマ溜りの熱対流に影響することが考えられる。本稿では密に詰まった粉粒体の液体中での,重力不安定の実験をいくつか紹介する。実験では,粒子径0.12mmのガラスビーズを容器内のシリコーンオイル中で堆積させた後に,容器を倒立して実施した。連続領域と,周期的領域,Rouse数(沈降速度/対流速度),揺動速度,粒径分だけ持ち上げるための仕事を無次元化について考察した。結果として,粒径に依存するスケールと,物性(沈降速度,流動化する層厚,浸透率)が出現することを示した。