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J-GLOBAL ID：201402273305209404   整理番号：14A0671824

流域等における洪水緩和機能の比較指標:ピーク流量緩和時間

Index for Comparing Flood Mitigation Capacity of Watersheds: Peak Discharge Relaxation Time

著者 (2件)： 塩沢昌 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  辻英樹 (産業技術総合研)
資料名： 水文・水資源学会誌  (Journal of Japan Society of Hydrology and Water Resources)
巻： 27  号： 3  ページ： 116-124  発行年： 2014年05月05日 
JST資料番号： L2597A  ISSN： 0915-1389  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 非線形性の強い降雨流出特性である流域の洪水緩和機能を比較し評価する方法として,豪雨に対する雨量-流出高の観測データを流出モデルで表現しモデル上で流域に雨量ΔR(mm)の仮想瞬間降雨を与えて初期定常流量Q₀からのピーク流出高の増分ΔQ_max(mm/h)を求めて得られるΔR~とΔQ_maxとの比τ_R(=ΔR/ΔQ_max)をピーク流量緩和時間と定義して洪水緩和機能の比較指標に用いることを提案し,日本の河川流域の洪水流出タンクモデルから求めたτ₅₀とτ₁₀₀の値の例を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 流域 ,  *洪水 ,  *緩和現象 ,  比較 ,  *指標 ,  ピーク値 ,  緩和時間 ,  流出 ,  流出特性 ,  豪雨 ,  タンクモデル ,  流出解析
準シソーラス用語： 降雨流出 ,  *比較指標

分類 (1件)： 流出解析  (DC07030N)

引用文献 (13件)：

• 堀野治彦・瀧本裕士・三野 徹 2001.流況の安定化に寄与する流域貯留量評価.農業土木学会論文集.69(1):59-66.
• 増本隆夫 1998.水田の貯留機能評価と水資源の流域管理にみるパラダイム・シフト.水文・水資源学会誌11(7):711-722.
• 日本学術会議 2001.“地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について(答申)”,http://www.scj. go.jp/ja/info/kohyo/pdf/shimon-18-1.pdf.( 参照:2014/1/13).
• 大西健夫・堀野治彦・三野 徹 2004.傾斜地水田群における貯留特性の事例的評価.農業土木学会論文集72(2):171-177.
• 塩沢 昌 2005.水循環を制御する機能(多目的機能),石井龍一ら編「環境保全型農業事典」.丸善;736-741.

タイトルに関連する用語 (5件)： 流域 ,  洪水 ,  緩和 ,  指標 ,  緩和時間