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J-GLOBAL ID：201402273420445294   整理番号：14A1076726

アルマイト皮膜の機能化技術 アルマイトの機能化を支える基盤技術

著者 (2件)： 阿相英孝 (工学院大 工) ,  小野幸子 (工学院大 工)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 65  号： 9  ページ： 406-413  発行年： 2014年09月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,アルマイトの機能化を支える基盤技術に関して,著者らが行ってきた研究を中心に概説する。1)アルマイトの機能化;アルミニウムのアノード酸化は,装飾・防食から機能性先端デバイスまで広く利用されている。2)アルマイトの成長過程;アノード酸化初期における皮膜の成長過程,孔発生過程に及ぼす素地表面のトポグラフィーの影響,自己規則化メカニズムを示した。3)封孔処理;アルマイトだけでは耐食性が十分でないため,用途によっては封孔処理が施される。4)再アノード酸化(Pore-filling法)によるポーラス構造の評価;水酸化リチウムを用いた新規封孔法で処理した皮膜の封孔度ならびに耐薬品性をPore-filling法で調査し,封孔部あるいは封孔部の形状変化の評価に有効なことを確認した。5)位置選択的なアノード酸化を利用したアルマイト構造制御;ナノ・マイクロ構造の事例を紹介する。6)アルミナメンブレン;酸溶解性に対する熱処理の効果,ナノポーラスαアルミナメンブレンを紹介する。

シソーラス用語： *アルマイト ,  *陽極酸化処理 ,  アノード酸化 ,  封孔処理 ,  細孔構造 ,  耐食性 ,  選択性 ,  セラミック膜 ,  アルミナ ,  *アルミニウム ,  酸化アルミニウム ,  微細構造 ,  表面性状 ,  熱処理 ,  多孔質体 ,  構造制御 ,  陽極酸化アルミニウム ,  ナノ多孔質アルミナ
準シソーラス用語： アノード酸化アルミニウム ,  ナノポーラスアルミナ ,  *基盤技術 ,  規則構造 ,  *高機能化 ,  成長機構 ,  微細組織

分類 (1件)： 化成処理  (WC08050J)

引用文献 (88件)：

• G. D. Stucky, J. E. M. Dougall ; Science, 247, 669 (1990).
• R. J. Tonucci, B. L. Justus, A. J. Campillo, C. E. Ford ; Science, 258, 783 (1992).
• J. S. Beck, J. C. Vartuli, W. J. Roth, M. E. Leonowicz, C. T. Kresge, K. D. Schmitt, C. T-W. Chu, D. H. Olson, E. W. Sheppard, S. B. McCullen, J. B. Higgins, J. L. Schlenker ; J. Am. Chem. Soc., 114, 10834 (1992).
• T. M. Whitney, J. S. Jiang, P. C. Searson, C. L. Chien ; Science, 261, 1316 (1993).
• C. R. Martin ; Science, 266, 1961 (1994).

タイトルに関連する用語 (3件)： アルマイト ,  皮膜 ,  基盤技術