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J-GLOBAL ID:201402273544301835   整理番号:14A1289021

アンドレーエフ反射法によるハーフメタル型ホイスラー合金Co2MnSiのスピン分極率測定

Spin polarization measurements of half-metallic Heusler alloy Co2MnSi by the Andreev reflection technique
著者 (9件):
資料名:
巻: 46  ページ: 1-8 (WEB ONLY)  発行年: 2013年 
JST資料番号: U0191A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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スピントロニクス素子の高性能化を実現するためには,電気伝導に寄与する電子のスピン分極を高める必要がある。そのスピントロニクス分野の機能性材料としてハーフメタルという特性が注目されている。ハーフメタルとは,少数スピンのフェルミ面のみにおいてエネルギーギャップが存在する物質であり,多数スピンの電子が金属的であるのに対し,少数スピンの電子は半導体的である。本研究では,キュリー温度が室温よりも十分に高く,第一原理バンド計算からハーフメタルであることが予測されているホイスラー合金Co2MnSiに注目しL21規則性をもつ多結晶体Co2MnSiの磁化特性を明らかにし,そのスピン分極率を求めている。多結晶体Co2MnSiを合成し,粉末X線回折や磁化の測定を行いAndreev反射法を用いてCo2MnSi/Pb接合の微分コンダクタンスの測定を行い,拡張Blonder-Tinkham-Klapwijk(BTK)モデルを用いた解析からホイスラー合金のスピン分極率を見積った。多結晶体Co2MnSiは,Ar雰囲気中で高周波溶解炉を用いて作製した。その後,1000°Cで3日間アニールした試料を水中でクエンチした。T=5.0Kでの飽和磁化は4.99μB/f.u.であり,第一原理バンド計算で予想される5μB/f.u.に近い値になった。Co2MnSi/Pb接合のアンドレーエフ反射法により見積もられたスピン分極率Pは,P=52.5%になることが明らかになった。また,実験から得られた超伝導ギャップΔの温度依存性は,BCS理論と良い一致を示した。
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金属結晶の磁性 
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