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J-GLOBAL ID:201402273559426057   整理番号:14A0806692

可溶性カルレティキュリンは,マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MAPK)およびNFκBシグナル伝達経路を介して,マクロファージの腫瘍壊死因子α(TNF-α)とインターロイキン(IL)-6の生成を誘導する

Soluble Calreticulin Induces Tumor Necrosis Factor-α (TNF-α) and Interleukin (IL)-6 Production by Macrophages through Mitogen-Activated Protein Kinase (MAPK) and NFκB Signaling Pathways
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資料名:
巻: 15  号:ページ: 2916-2928 (WEB ONLY)  発行年: 2014年02月 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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最近,可溶性カルレティキュリン(CRT)が,慢性関節リウマチまたは全身エリテマトーデス患者の血清に蓄積することを報告した。さらに,可溶性組み換え型CRT(rCRT)ポリペプチドは,自己オリゴマー化の後,in vitroでのマクロファージ活性化およびin vivoでの抗体誘導など強い免疫賦活活性を示す。ここでは,可溶性CRTによって誘導されるマクロファージ活性化の分子機構をさらに研究した。マウスマクロファージのオリゴマーrCRT(OrCRT)処理は,(i)細胞内mRNAの安定性に影響を及ぼすことなく,TNF-αとIL-6の転写とタンパク質合成を引き起こし,また,(ii)IκBαの分解,NFκBのリン酸化とMAPKの継続的リン酸化を生じさせた。マクロファージのIKKとJNKの阻害は,OrCRTによって誘導されるTNF-αとIL-6の生成を大幅に抑制した。一方,ERKの抑制は,IL-6発現を減少させただけであった。スカベンジャー受容体A(SRA)特異的リガンドであるフコイダンは,in vitroでマクロファージによるFITC標識OrCRTの取り込み,およびその後のMAPKとNFκBの活性化を有意に減少させた。これは,SRAが,可溶性CRTの細胞表面受容体の1つである可能性を示唆する。これらのデータから,可溶性CRTオリゴマーが,MAPK-NFκBシグナル伝達経路を介して,例えばTNF-αやIL-6のようなマクロファージの炎症促進性サイトカインを誘導し,自己免疫疾患を引き起こす役割を果たすことが示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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生体防御と免疫系一般  ,  細胞生理一般 
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