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J-GLOBAL ID：201402273755843758   整理番号：14A0098088

水資源政策支援のための土地利用の将来予測ツールの開発-メコン川3S支流域での水需要予測のケーススタディ-

Developing a forecasting tool of land-use for local water resources policy-Case of water demand forecast in the 3S sub-basins of the Mekong-

著者 (2件)： 川崎昭如 (東大 生産技研) ,  高松正嗣 (HDR|Hydroqual.Inc.)
資料名： GIS-理論と応用  (Theory and Applications of GIS)
巻： 21  号： 1  ページ： 65-76  発行年： 2013年06月30日 
JST資料番号： L3915A  ISSN： 1340-5381  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 発展途上国における政策策定に資することを目的として,将来の土地利用を予測するツールを開発し,水需要の変化を予測するケーススタディを行った。メコン川の下流域に位置し3カ国を跨ぐ3S支流域を対象とし,土地利用データと水文観測データから,1993~1997年の森林から農地へ変化した箇所や面積割合を把握した。その結果を受けて,多重ロジスティックス回帰による分析結果を組込み,ArcGIS上で自動的に操作できる土地利用予測ツールを構築した。当ツールを用いて,2003年を起点とする30年後の3S支流域の土地利用を予測した。さらに,2つの水需要シナリオを設定し,支流域ごとの農地と都市の水需要量,および集水域ごとの水需要量を推算した。それらの変化や降雨量・流出係数の季節変動を考慮して,河川流量に及ぼす局地的な影響を分析した。予測精度を上げるためには,土地利用分類と水文データの精度が重要な要素となる。

シソーラス用語： *土地利用 ,  *水需要 ,  予測モデル ,  東南アジア ,  発展途上国 ,  事例研究 ,  河川 ,  *河川流域 ,  水文観測 ,  統計データ ,  多重回帰分析 ,  森林被害 ,  農地造成 ,  都市化 ,  使用水量 ,  流出係数 ,  季節的変動
準シソーラス用語： Mekong川 ,  森林伐採

分類 (2件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  水資源  (RC11020F)

引用文献 (37件)：

• 大佛俊泰. 効用概念に基づく土地利用遷移確率モデルの構築とその応用. GIS-理論と応用. 1996, 4, 2, 7-14
• 丹治肇. 国際河川メコン川の水利用・管理システム. 戦略的創造研究推進事業(CREST)「水の循環系モデリングと利用システム」. 第2回領域シンポジウム資料, 2005. 2005
• 長崎浩紀. 開発途上国における土地利用計画支援ツールの開発. GIS-理論と応用. 2006, 14, 2, 85-96
• 濱崎直樹. ポテンシャルコンターを用いた道路と土地利用変化の関連性の分析. GIS-理論と応用. 2000, 8, 2, 61-67
• ADB (Asian Development Bank). Report on Sesan, Sre Pok and Sekong River Basins Development Study in the Kingdom of Cambodia, Lao People's Democratic Republic and Socialist Republic of Viet Nam. 2009

タイトルに関連する用語 (10件)： 水資源政策 ,  支援 ,  土地利用 ,  将来予測 ,  ツール ,  開発 ,  支流 ,  水需要 ,  予測 ,  ケーススタディ