文献

J-GLOBAL ID：201402274476462040   整理番号：14A1483931

織物廃水処理のための過酸化水素/水酸基ラジカルの現場生産のための高度酸化処理:レビュー

Advanced oxidation processes for in-situ production of hydrogen peroxide/hydroxyl radical for textile wastewater treatment: a review

著者 (3件)： ASGHAR Anam ,  ABDUL RAMAN Abdul Aziz ,  WAN DAUD Wan Mohd Ashri
資料名： Journal of Cleaner Production  (Journal of Cleaner Production)
巻： 87  ページ： 826-838  発行年： 2015年01月15日 
JST資料番号： W0750A  ISSN： 0959-6526  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： フェントンプロセス-織物廃水処理の一つの形式である-は,織物廃水処理のための効率的な方式である。然しながら,過酸化水素と触媒の過剰な使用は,このプロセスを経済的に非実現可能にしてきた。それに,産業等級の過酸化水素の費用は,トン当たり390~500ドルかかる。この課題を克服するための手段の一つは,過酸化水素の現場生産である。本稿では,その生成法,分解能力,過酸化水素/水酸基ラジカルの現場生産のための最適な運転パラメータに関する詳細なレビューを行った。また,水酸基ラジカルの清掃(scavenging)側面についても研究した。本レビューから,水酸基ラジカルが非常に酸化的で,全く非選択的であり,その現場生産を,触媒,オゾン酸化,光接触,電子,ならびに,微生物燃料電池の利用により,行うことができることが結論できる。更に,運転パラメータの最適化により,水酸基ラジカル/過酸化水素の収量の増加が可能である。補助ツールとしての超音波分解は,高度酸化処理との組合せにおいて,過酸化水素の現場生産を増加するための相乗効果を持つ可能性がある。然しながら,清掃作用の問題は,水酸基ラジカルが清掃者により非活性化される傾向にあるため,対処する必要がある。従って,本レビューに基づくと,織物廃水処理のための過酸化水素/水酸基ラジカルの現場生産が,もし,選定研究によりプロセスの注意深い選定が行われるならば,経済的に実行可能で,実際に実現可能であると結論される。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *廃水処理 ,  *繊維工業 ,  工場廃水 ,  *化学的水処理 ,  酸化 ,  過酸化水素 ,  ヒドロキシルラジカル ,  Fenton反応 ,  文献展望
準シソーラス用語： *促進酸化

分類 (2件)： 下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  廃水処理  (YM01030W)

タイトルに関連する用語 (7件)： 織物廃水 ,  過酸化水素 ,  水酸基ラジカル ,  現場 ,  高度 ,  酸化処理 ,  レビュー