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J-GLOBAL ID:201402274833047803   整理番号:13A0583044

可逆性後部脳症症候群と関連する腎腫が誘発した高血圧クリーゼの臨床分析

A clinical analysis of reninoma-induced hypertensive crisis associated with reversible posterior encephalopathy syndrome
著者 (4件):
資料名:
巻: 51  号:ページ: 24-27  発行年: 2012年 
JST資料番号: C2318A  ISSN: 0578-1426  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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[目的]腎腫は腎臓傍糸球体際病装置のまれな良性腫瘍であり,レニンの過分泌を経て高血圧および低カリウム血症を引き起こすが,一方で腎腫が可逆性後部脳症症候群(RPES)を伴う高血圧クリーゼを誘発することは非常にまれである。この疾患のために臨床理解を改善するため,症例分析を実施した。[方法]可逆性後部脳症症候群を伴う腎腫が誘発した高血圧クリーゼの症例(2007年11月に北京大学第一病院入院し,その後追跡された患者)の臨床的および病理的データを分析した。[結果]この16才の女性患者は,意識喪失を伴う突然のけいれん発作を発症し,この時血圧は210/140mm Hg(1mm Hg=0.133kPa)に上昇し,さらに頭部磁気共鳴映像法(MRI)は′′multiple long-T2 signal′′(複数の長いT2信号)を示し,そして,低カリウム血症(2.8-3.2 mmol/L),尿蛋白陽性,心エコー検査は,左心室肥大を示し,検査室研究は過剰レニン症(38.23ng ml(-1)h(-1),正常範囲0.07-1.15ng ml(-1) h(-1))および高アルドステロン症(660.9ng/L,正常範囲60-174ng/L)を示し,腹部CTスキャンは,右腎の腫瘤を示し,血圧は安全範囲に達し,頭部MRIは再チェックされ′′the abnormal long-T2 signal disappeared′′(異常な長いT2信号の消失)を示した。臨床診断は,RPESを伴う腎腫が誘発した高血圧クリーゼであった。腫瘍は切除され,病理診断は腎腫であった。この患者は手術後いかなる薬物投与なしに正常血圧を維持した。[結論]腎腫はまれであるが,外科的に治療可能な高血圧の原因となり,この例のように,この臨床上の疑いは若年患者において非常に重要である。この診断が確認される場合,予後を改善するために積極的な治療が早急に施されるべきである。RPESの最も一般的な原因は高血圧であり,診断は,特有の頭部MRIに依存する。速やかな血圧の低下により,常に良好な予後が得られる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経系の診断  ,  臨床腫よう学一般  ,  泌尿生殖器の腫よう  ,  循環系の臨床医学一般 

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