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J-GLOBAL ID:201402275018530105   整理番号:14A1022361

単子葉植物テルペノイドフィトアレキシンの生合成,誘発及び役割

Biosynthesis, elicitation and roles of monocot terpenoid phytoalexins
著者 (7件):
資料名:
巻: 79  号:ページ: 659-678  発行年: 2014年08月 
JST資料番号: A1374A  ISSN: 0960-7412  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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植物研究における長年の目標は,害虫及び病原体攻撃を阻害する生化学的因子の保護機能を最適化することである。約40年前,病原体誘導性ジテルペノイド産生がイネで述べられ,これら化合物が抗微生物ファイトアレキシンとして機能することが示された。本稿では,イネ及びトウモロコシについて,単子葉植物テルペノイドフィトアレキシンの発見,生合成,誘発及び機能的キャラクタリゼーションにおける最近の進歩について論じる。既知のテルペノイドフィトアレキシンの最近の発展は,ラブダン関連ジテルペノイドスーパーファミリーだけでなくカスバン型ジテルペノイド及びβ-マクロカルペン由来セキテルペノイドも包含する。近縁の生合成遺伝子を有する経路前駆体及び最終産物を組み合わせるため,生化学的手法が用いられてきた。穀類ゲノムアノテーションにおける発展及びイネ科植物の外での発見を可能にするテルペンシンターゼキャラクタリゼーションを通して,予測されるテルペノイドフィトアレキシンの数は拡大している。細胞レベルで,真菌由来のキチンエリシターの複数の植物受容体,膜関連シグナリング複合体のリン酸化,MAPキナーゼの活性化,植物ホルモン信号の関与,並びにフィトアレキシン生合成遺伝子の発現及びその後の経路最終産物の蓄積を媒介する転写因子の存在に決定的証拠がある。テルペノイドフィトアレキシンの誘発性産生は,根浸出液媒介アレロパシー及び昆虫類摂食阻害物質活性を含む更なる生物学的機能を示す。そのような知見は,伝統的な離散的フィトアレキシン分類を不明瞭にする更なる相互作用の考察を助長する。突然変異体コレクションの確立及び形質転換の容易性の増加は,さらなる生物学的役割の重要な調査に役立つ。将来の研究方向は,植物生理過程を媒介している有望な信号として,テルペノイドフィトアレキシン前駆体及び最終産物の調査を含む。Copyright 2014 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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植物生理学一般  ,  微生物による植物病害一般  ,  稲作  ,  トウモロコシ 
タイトルに関連する用語 (4件):
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