抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,連続多軸制御工作機械でトラニオンテーブル上の工作物固定具条件を計画する新しい方法を述べた。工作機械上で並進軸の動きは,通常,大幅に工作機械の構造,工具の姿勢変化,及び工作物の固定具条件によって影響される。しかし,従来のCAM方式では,固定具条件が独立に決められるように設計されている。また,トータルの加工時間を短縮するべく,これらの条件を計画する方法も提案されていない。そこで,本論文では,トラニオンテーブル上の工作物の位置や姿勢について新しい計画方法を提案した。提案された方法は,2つの異なるステップで構成される。第一ステップでは,固定具条件候補の大多数が,機械的にできあがる。第二ステップでは,並進軸上の運動の観点からの特徴の分布を推定するために幾何学的な計算が実行される。この第二ステップは,従来の後処理ソフトウェアの座標変換の繰り返しに相当する。開発されたプロトタイプシステムでは,GPGPUとして知られている並列処理技術が,大幅に計算時間を短縮するために導入された。開発されたシステムでは,各候補について,総移動距離,最高速度,総加工時間の違いを視覚化できる。これらの結果から,CAMオペレータを支援し,短時間で最適な固定具条件を選択できる。(翻訳著者抄録)