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J-GLOBAL ID：201402275157760174   整理番号：14A1152482

京築ヒノキの材質および流通実態と挿し木品種育成に向けた個体選抜

著者 (4件)： 森康浩 (福岡県森林林技セ) ,  大川雅史 (福岡県森林林技セ) ,  片桐幸彦 (福岡県森林林技セ) ,  宮原文彦 (福岡県森林林技セ)
資料名： 福岡県森林林業技術センター研究報告  (Bulletin of Fukuoka Prefecture Forest Research and Extension Center)
号： 15  ページ： 1-9  発行年： 2014年03月20日 
JST資料番号： L3681A  ISSN： 1341-8092  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福岡県北東部の京築(けいちく)地域は,県内屈指のヒノキの産地である。本稿では,この地域のヒノキの品質向上をはかるために,京築ヒノキの材質および流通実態と挿し木品種育成に向けた個体選抜を,次の項目に沿って記述した。1)京築ヒノキの強度の非破壊的測定,2)京築ヒノキの心材色,3)京築ヒノキのパネルを眺めた被験者への影響,4)京築ヒノキの流通量調査,5)製材業者へのアンケート調査,6)京築ヒノキの個体選抜,7)選抜個体の挿し木増殖,である。その結果,京築ヒノキの強度を改良し,特有の心材色の基準をクリアした個体の一部から,発根した挿し木クローン苗が得られ,品種育成の基盤を確立した。

シソーラス用語： *ヒノキ ,  *木材性質 ,  *挿木 ,  *分離育種 ,  *物的流通 ,  心材 ,  製材工場 ,  色 ,  発根 ,  クローン ,  苗木 ,  福岡県 ,  産地 ,  品質向上 ,  木材強度 ,  木質パネル ,  材料 ,  幼植物
準シソーラス用語： 品種育成

分類 (3件)： 造林一般  (FF03010A) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (23件)：

• 藤澤義武・柏木 学・井上祐二郎(2003)ファコップを用いた材質優良個体の非破壊的選抜技術. 九州森林研究56 : 180-181.
• 藤澤義武・柏木 学・井上祐二郎・倉本哲嗣・平岡裕一郎(2005) FAKOPPによる立木ヤング率評価手法のヒノキへの応用. 九州森林研究 58: 142-143.
• 家入龍二・岩下幸光・園田太志・池田元吉(2004) 太枝系と細枝系に区分されたヒノキさし木品種ナンゴウヒのクローン構成と材質. 日本林学会誌 86 : 245-250.
• 飯島泰男(2004)消費者の目から見た国産材と木造住宅. 森林技術 750 : 2-6.
• 池渕 隆・錦織 勇(2000)島根県産ヒノキ材の材質特性と強度性能. 島根県林業技術センター研究報告51 : 47-54.

タイトルに関連する用語 (6件)： ヒノキ ,  材質 ,  流通 ,  挿し木 ,  品種育成 ,  個体選抜