文献

J-GLOBAL ID：201402275514346454   整理番号：14A1328039

RGB色空間における色相を保持した彩度調整によるカラー画像強調

Color Image Enhancement by Saturation Adjustment While Preserving Hue in RGB Color Space

著者 (5件)： 畔津忠博 (山口県立大学 情報化推進室) ,  上田千晶 (山口大学大学院 理工学研究科) ,  末竹規哲 (山口大学大学院 理工学研究科) ,  内野英治 (山口大学大学院 理工学研究科) ,  内野英治 (一般財団法人ファジィシステム研究所)
資料名： 映像情報メディア学会誌(Web)  (Journal of the Institute of Image Information and Television Engineers (Web))
巻： 68  号： 11  ページ： J482-J487 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0261A  ISSN： 1881-6908  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人間の視覚は色相の変化に敏感であるため,カラー画像の強調処理を行った場合,色相が保持されることが望ましい.色相を直接的に扱うためにはHSI色空間やCIELAB色空間等を利用する方法が考えられるが,工学的にカラー画像はRGB色空間やCMY色空間で取り扱われることが多いため,画像処理もこれらの空間内で行えると便利である.NaikらはRGB色空間での色相保存の条件を示し,これを用いた画像強調の方法を提案している.しかしながら,この方法には彩度が低下する問題があるため,この問題点を修正する方法が幾つか提案されている.本論文では,RGB色空間において色相を保持したまま彩度を調整するための一方法を提案する.提案手法では,井上らによって提案された彩度最大化の方法にガンマ補正を導入することで所望の彩度を得ることを試みる.実験結果により,ガンマ値を変更することで彩度が適切に調整できることを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *色空間 ,  色信号 ,  *色相 ,  *彩度 ,  *カラー画像 ,  *画像強調 ,  視覚 ,  色 ,  画像補正
準シソーラス用語： CIELAB色空間 ,  CMYKカラーモデル ,  *RGB ,  ガンマ補正

分類 (1件)： 図形・画像処理一般  (JE04010I)

タイトルに関連する用語 (6件)： RGB ,  色空間 ,  色相 ,  彩度 ,  カラー ,  画像強調