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J-GLOBAL ID：201402275554648607   整理番号：14A0812025

がん幹細胞に取り組む-がん幹細胞はどんな挑戦を突きつけているのか?

Tackling the cancer stem cells - what challenges do they pose?

著者 (4件)： PATTABIRAMAN Diwakar R. (Whitehead Inst. for Biomedical Res., Massachusetts, USA) ,  WEINBERG Robert A. (Whitehead Inst. for Biomedical Res., Massachusetts, USA) ,  WEINBERG Robert A. (Massachusetts Inst. of Technol., Massachusetts, USA) ,  WEINBERG Robert A. (MIT Ludwig Center for Molecular Oncology, Massachusetts, USA)
資料名： Nature Reviews. Drug Discovery  (Nature Reviews. Drug Discovery)
巻： 13  号： 7  ページ： 497-512  発行年： 2014年07月 
JST資料番号： W1376A  ISSN： 1474-1776  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： がん幹細胞(CSC)は,1994年に同定されて以来,集中的な研究の対象となっており,CSCの性質およびCSC形成の機構は現在のがん研究の主要な焦点となっている。その理由としては,CSCが腫瘍増殖を開始し推進する能力が増大していること,また,CSCが従来の治療に対して内因的な抵抗性を持っていることなどが挙げられる。上皮性がん細胞では上皮間葉転換(EMT)プログラムが活性化することで幹細胞のような性質を持つ細胞が生じることがあるという発見は,CSCが生じる仕組みを説明する機構の可能性の1つを提供しており,また,この発見はCSCの治療的な操作が有効な手段であることを示している。今回,我々は,EMTを起こすことのできる上皮性がん細胞を中心に,CSC研究の最近の進展に目を向ける。本稿では,こうした細胞を作り出すシグナル伝達経路,これらの細胞の分化の選択的な排除あるいは誘導に利用できる可能性のある細胞内因性メカニズム,そして,こうした細胞を維持している腫瘍の微小環境の役割について述べる。最後に,我々は,CSCを取り除く新しい治療法を設計するための,CSCの複雑な生物学に関する現在の知識の使い方を提案する。Copyright Nature Publishing Group 2014

シソーラス用語： *幹細胞 ,  作用機序 ,  *細胞生理 ,  腫瘍過程 ,  *細胞分化 ,  *胚発生 ,  腫瘍細胞 ,  経路 ,  *細胞情報伝達 ,  治療法 ,  癌腫
準シソーラス用語： *癌幹細胞 ,  *細胞形成 ,  腫瘍増殖 ,  *上皮間葉転換 ,  *シグナル伝達経路 ,  *腫瘍微小環境 ,  上皮癌

分類 (2件)： 発癌機序・因子  (GE02020C) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (1件)： がん幹細胞