抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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現実的コストで,電池駆動都市ガス警報器を実現するためには,最小限の電池で駆動可能な省電力性能が望まれており,リチウム電池1本で5年間十分駆動可能な消費電力水準である0.1mW以下で駆動可能なメタンセンサの開発が目標とされてきた。新規メタンセンサの開発に当たり,先ず,メタン検知機能をSnO
2薄膜,メタン選択性制御機能を触媒層,加熱機能を薄膜ヒータ,の各部位に分けて担わせ,材料・構造を最適化した。薄膜ヒータを内蔵した円形ダイヤフラム支持層上に「ナノ柱状構造」SnO
2薄膜,触媒層を積層した薄膜マイクロメタンセンサを開発した。センサの各機能要素を分離し,それぞれの機能を担う材料・構造を最適化,微小化し,低パワー極短パルス駆動化することにより,5年間電池駆動可能な超低消費電力化(約0.06mW)を達成した上で,従来センサよりも高感度,高選択性を実現することができた。