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J-GLOBAL ID:201402276219271686   整理番号:14A1003772

高温EBPRプロセス:性能,PAOsとGAOsの分析及びCandidatus Accumulibacter phosphatis”の微細規模群集分析

High-temperature EBPR process: The performance, analysis of PAOs and GAOs and the fine-scale population study of Candidatus “Accumulibacter phosphatis”
著者 (6件):
資料名:
巻: 64  ページ: 102-112  発行年: 2014年11月01日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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温度が25°C以上でEBPRが性能低下するという報告から温暖地域におけるりん除去への生物脱りん(EBPR)プロセスの適用性は明確ではない。しかし28°Cにおける安定で効率的なEBPRプロセスの最近の報告に促され,本研究では24~32°CでのEBPRの性能を試験し,PAOs(ポリりん酸蓄積生物)とGAOs(グリコーゲン蓄積生物)をより詳細に調べた。2基のEBPR連続回分反応器(SBRs)を異なる温度(28°C,最初24°Cついで32°C)で並行運転した。両SBRsとも3段階の温度すべてで高いりん除去効率を示し,定常状態の時,りん濃度が1.0mg/l未満の排水を生成した。リアルタイム定量ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)から,24°Cでは全細菌群集の64%,28°Cでは43%,32°Cでは19%がAccumulibacter(Ac)-PAOsによって占められていることが分かった。蛍光in situハイブリダイゼーション(FISH)に基づくと,24°C及び28°CにおいてCompetibacter(Co)-GAOs の存在数は低く(<10%),32°Cでは全細菌群集の40%を占めていた。しかし32°CでAc群集がより小さくCo群集がより大きくてもりん除去性能は悪化しなかった。ポリリン酸キナーゼ1(ppk1)遺伝子のqPCR分析で検出したのは試験したプロセスすべてでAcクレードIIFのみであった。16S rRNA及びppk1によって検出したAc群集には有意な差はなかった。この知見はこれらプロセスではクレードIIFのみが存在することと,本研究のクレードIIFのプライマーセットの特異性を確認するものである。温度による生息環境の選別がユニークなクレードの存在に寄与しているのであろう。クレードIIFは高温でEBPR活性を発揮できると仮定した。このクレードのロバスト性が高いことが,高温EBPR汚泥へ最善の適応を示すのに役立っているとともに,他のAcクレードを競合で排除するだけではなくEBPR活性を低下させることなくGAOsと共存することを可能にしている主要な要因なのであろう。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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下水,廃水の生物学的処理  ,  その他の汚染原因物質  ,  微生物学(ウイルス以外)一般 

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