抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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森林には水資源保全や洪水防止など様々な機能が期待されている。どのような森林においてどのような機能が高いのかを明らかにすることが重要である。森林を類型化する代表的な指標には「優占樹種」および「林齢」が挙げられる。本報告は岡山県にある森林理水試験地に隣接する流域を対象に,落葉広葉樹林の「林齢」と水流出量の関係を対照流域法を用いて事例的に検討する。また,森林消失後の森林回復手法についても検討した。林齢49-56年生と16-23年生の落葉広葉樹林流域について流況曲線を比較すると,後者の流出量は前者の1.5倍程度で,定期的な施業管理が重要であることが示された。優占樹種や森林回復手法に関しては顕著な差異を見出すことはできなかった。