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J-GLOBAL ID:201402277267415076   整理番号:14A0775572

風力分離カラムにおけるタンタルコンデンサを模擬した立方体粒子の浮遊特性に及ぼすオリフィス導入の効果

Effect of Orifice Introduction on Floating Characteristics of Cuboid Particles Simulating Tantalum Capacitors in Pneumatic Separation Column
著者 (2件):
資料名:
巻: 55  号:ページ: 952-957 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: G0668A  ISSN: 1345-9678  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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廃棄電子機器のプリント基板から(タンタルのような)貴重な希有金属を回収するには,先ずデバイスを基板から引きはがす必要がある。次にデバイスを個々の種類に分類する。実用的な分離処理のために,著者らは以前に二重管風力セパレータを開発した。この装置の特徴の一つは,風力分離カラムにオリフィスを導入した事であり,その効果を明らかにするために空気-固体混相流動シミュレーションを行った。分離カラムにおけるオリフィス数や空気体積流量を変え,同一固体体積および立方体粒子の質量を同一条件にして立方体粒子や球状粒子の浮遊特性および浮遊速度に及ぼすオリフィスの効果を検討した。その結果,立方体粒子の浮遊特性は,球状粒子のそれと非常に異なる事が明らかになった。立方体粒子の場合には,空気体積流量を14%低下しても同一の粒子回収率が得られる事が推定された。空気体積流量が同一の場合には,立方体粒子の回収率が20~30%増加すると予想された。これらの結果は,粒子の断面積の相違が原因であり,風力分離の数値シミュレーションにおいて粒子形状を考慮する事が極めて重要である事を示している。立方体粒子の完全回収のためには,空気体積流量が0.129m3s-1以上,または0.0615m3s-1未満である事がオリフィス有無とは無関係に望ましい。空気体積流量が0.118~0.129m3s-1の範囲であれば,オリフィス数は分離効率または浮遊速度に何の影響も及ぼさない。一方,空気体積流量が0.103m3s-1の場合には,オリフィスの有無は浮遊速度に明らかに影響を及ぼす事がわかった。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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プリント回路  ,  資源回収利用 
引用文献 (11件):
  • 1) T. Yumoto and T. Shiratori: J. MMIJ 125 (2009) 75–80.
  • 2) T. Yumoto, T. Shiratori and T. Nakamura: J. MMIJ 126 (2010) 95–102.
  • 3) S. Owada, C. Koga, S. Kageyama, C. Tokoro, T. Shiratori and T. Yumoto: J. MMIJ 128 (2012) 626–632.
  • 4) T. Oki: Proc. 50th Annual Conf. of Metallurgists of CIM, ed. by S. R. Rao, C. Q. Jia, C. A. Pickels, S. Brienne and V. Ramachandran, (CIM ICM, Montreal, Canada, 2011) pp. 69–77.
  • 5) T. Oki, Y. Naito, T. Kamiya, K. Kawakita and T. Shiratori: Proc. XXV Int. Mineral Processing Congress (IMPC), (IMPC, Brisbane, Australia, 2010) pp. 3839–3844.
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