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J-GLOBAL ID：201402277556595953   整理番号：14A0162824

Helicobacter種の比較プロテオミクス:胃および腸肝Helicobacter種の識別

Comparative proteomics of Helicobacter species: The discrimination of gastric and enterohepatic Helicobacter species

著者 (4件)： FOWSANTEAR Winita ,  ARGO Evelyn ,  PATTINSON Craig ,  CASH Phillip
資料名： Journal of Proteomics  (Journal of Proteomics)
巻： 97  ページ： 245-255  発行年： 2014年01月31日 
JST資料番号： T0073A  ISSN： 1874-3919  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Helicobacter pyloriは主要なヒト病原菌で,胃粘膜に感染し,胃炎や胃がんを含む幅広い感染症を引き起こす。Helicobacter属内の他の菌も胃粘膜に感染可能であるが,胃腸(GI)管内の代替的部位に感染するHelicobacter種がある。二次元ゲル電気泳動を用いて7つの非pylori Helicobacter(H. mustelae, H. felis, H. cinaedi, H. hepaticus, H. fennelliae, H. bilis and H. cholecystus)の細胞プロテオミクスを特徴がより明確なH.pyloriと比較した。様々なHelicobacter種は独特の2D蛋白質プロフィールを示し,それらをProgenesis SameSpotsソフトウエアを用いて単一データセットに関連さすことが可能であった。主成分分析法を用いて細菌プロテオームとそれらの感染部位間の関係を検索した。この方法は胃Helicobacter種(即ち胃粘膜に感染するもの)と腸肝Helicobacter種(即ち,GI管の小腸と肝胆道性領域に感染するもの)間を明確に識別できた。これら二つの菌群間に有意な量的相違を示す選択された蛋白質スポットがLC-MSにより同定された。データは細菌感染部位に影響する細菌プロテオームのこれらの画像への初めての洞察を提供する。生物学的意義:本研究は,Helicobacter属の代表的メンバーが二次元ゲル電気泳動を用いて決定したそれらのin vitro全細胞プロテオームに基づいて,互いから容易に識別されることを証明した。観察された種内の不均一性にもかかわらず,腸肝性(H. bilisなどに代表される)と胃性(H.pyloriなどに代表される)Helicobactersは2D蛋白質プロフィールに基づいて別々の群を形成した。Helicobacter属のこれらのメンバーのコロニー形成の典型的部位と関係する暫定的なプロテオーム特性が同定された。本記事は微生物のプロテオミクスにおける傾向と題する特集号の一部である。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： プロテオミクス ,  ゲル電気泳動 ,  *プロテオーム ,  細菌感染 ,  *生体内分布 ,  フィンガープリント法 ,  主成分分析 ,  胃 ,  腸 ,  肝臓 ,  LC-MS分析 ,  比較プロテオミクス ,  二次元ゲル電気泳動 ,  *ヘリコバクター属 ,  消化管 ,  胆道 ,  *微生物 ,  *らせん菌
準シソーラス用語： *Helicobacter

分類 (3件)： 微生物の生化学  (EG03020N) ,  生物学的機能  (EB03040U) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

タイトルに関連する用語 (5件)： Helicobacter ,  比較プロテオミクス ,  胃 ,  腸 ,  識別