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J-GLOBAL ID:201402277692749301   整理番号:14A0926266

Safety-IからSafety-IIへ-レジリエンス工学入門-

著者 (1件):
資料名:
巻: 59  号:ページ: 435-439  発行年: 2014年08月01日 
JST資料番号: F0251A  ISSN: 0030-3674  CODEN: OPREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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複雑化している現代の社会工学的システムに対して,安全は「物事が悪い方向へ向かわない状態」(Safety-I)として捉えられる伝統的な安全の考え方に存在する暗黙の仮定(因果律信条)はもはや有効とは言えない。そこで,安全工学の枠を超えて,レジリエンス工学を提唱した。本稿では,まず,レジリエンス工学では,Safety-Iの考え方は簡略化しすぎであると考え,システムが正しく機能するのは,人々が作業内容を作業環境に合わせて調整できるからであるとした。次いで,Safety-Iにおける各種手法を無理に使い続けるよりも,安全の定義を,「何かが悪い方向へ向かうのを避ける」から「すべてが正しい方向へ向かうことを保証する」に変更し,それをSafety-IIとした。Safety-IIでは,安全管理の目的はできるだけ多くのものが正しい方向へ向かうことと,毎日の作業における所期の目的の達成が保証されることである。さらに,Safety-IとSafety-IIの主要な差異を,1)安全の定義,2)安全管理の原則,3)事故の説明,4)ヒューマンファクターの見方,の観点から比較対照した。
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分類 (2件):
分類
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安全管理  ,  システム工学一般 
引用文献 (5件):
  • H. W. Heinrich, Industrial Accident Prevention: A Scientific Approach, McGraw-Hill, 1931.
  • C. Perrow, Normal Accidents, New York: Basic Books, 1984.
  • E. Hollnagel, D.D. Woods & N. Leveson(編著),北村正晴(監訳),『レジリエンスエンジニアリング-概念と指針-』,日科技連出版社,2013(原書2006).
  • E. Hollnagel, J. Paries, D.D. Woods & J. Wreathall(編著),北村正晴,小松原明哲(監訳),『実践レジリエンスエンジニアリング社会・技術システムおよび重安全システムへの実装の手引き』,日科技連出版社,2014(原書2011).
  • E. Hollnagel,『社会技術システムの安全分析:FRAMガイドブック』,海文堂出版,2013.
タイトルに関連する用語 (2件):
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