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J-GLOBAL ID:201402277921012415   整理番号:14A0450420

中部山岳域におけるハイマツを食害するタカネシママツハバチGilpinia albiclavataの分布変遷

Change of distribution areas of a new sawfly species Gilpinia albiclavata damaging to Pinus pumila in the central Japan mountainous region.
著者 (5件):
資料名:
号: 12  ページ: 63-73  発行年: 2014年03月26日 
JST資料番号: Y0438B  ISSN: 1348-7892  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,中部山岳域においてハイマツPinus pumilaの枯損が顕著であり,タカネシママツハバチGilpinia albiclavataによる食害がその一因であることが報告されているが,その生態的知見にはいまだ未知の部分が多い。そこで,本研究は中部山岳域を対象に,ハイマツを食害するタカネシママツハバチの分布域と発生状況を明らかにすることを目的として行った。調査は飛騨山脈(常念岳~蝶ケ岳),木曽山脈(木曽駒ケ岳~将棊頭山)および赤石山脈(北岳~中白根山)の稜線のハイマツ帯において,2005年,2011年~2013年の夏季に幼虫集団の分布調査を行った。その結果,本研究により飛騨山脈の蝶ケ岳では2011年に初めて本種の分布が確認された。その後2013年には集団数が188にも及び,分布拡大の傾向を示していた。木曽山脈は,2005年に発生していた中岳付近から2013年には今まで分布していなかった西駒山荘近辺まで,8年間で約3kmの分布拡大を行ったことが分かった。赤石山脈では2005年と同じ分布域で一時発生の縮小が見られるものの,2013年には多くの集団が見つかり,発生が増加していた。稜線のハイマツ帯での幼虫集団の分布は,特定の場所に多く見られる集中分布のパターンを示した。以上の結果より,本種は分布域を移動して周期的大発生をする年次変動パターンをもつ種であると考えられた。(著者抄録)
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分類 (2件):
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  個体群生態学 
タイトルに関連する用語 (4件):
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