抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電子部品は,一般的には販売開始されたのち,一定期間はメーカーから供給されるが,市場動向により販売数量が減少したり,後継品が開発されたりすると,ほとんどの場合,メーカーの都合により一方的に生産中止される。このような場合は,商社が保有する流通在庫の入手を検討する。この方法で入手できない場合は,セカンドソース品を電子部品取扱商社経由で入手する検討を行う。セカンドソース品は,開発メーカー以外の他メーカーが同一定格・仕様で製造したものであるが,形式名はオリジナル品と類似した名称とすることが多い。なお,近年,日本メーカーの半導体を模した中国製の半導体が大量に出回っており,相当の注意が必要である。このような半導体は,外形や型番,メーカー名等の標記はオリジナル品と同様でありセカンドソースとはいえず,模造品というべきものである。これらの製品は,もともとの定格や特性を満足していないことが多く外見上はほとんど正規品と区別がつかないことと安価であることから知らずに本物として思って使っているケースもあるが,具体的な問題点としては,耐電圧の不足,増幅率の不足,劣悪な周波数特性や直線性大きな漏れ電流があげられる。今回は,整流用シリコン・ダイオードの破損事例から述べる。(続く)