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J-GLOBAL ID:201402278184906481   整理番号:14A0153449

方解石の高温相-100年にわたる謎を解く-

High-Temperature Phase of Calcite-A Hundred-Year Old Mystery Has Been Solved-
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 52-61  発行年: 2013年12月06日 
JST資料番号: L7066A  ISSN: 1881-5316  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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常圧における炭酸カルシウム(CaCO3)のI相(方解石)はW.L.Bragg(1914)によって結晶構造の解析が行われたが,CaCO3には800-1000°Cの領域にIV相(Mirwald,1976)及び1000°C以上の領域にV相(Boeke,1912)の常圧高温相が存在するとされていた。しかし,単結晶試料を合成し単結晶X線構造解析を実施する困難のため,長い間,未解明のままであった。2013年石澤,瀬戸口及び柳澤によって単結晶高温X線回折法を用いて,初めてIV相及びV相の結晶構造が明らかにされた。本稿は石澤ら(2013)の原著論文の日本語解説版である。IV相は,空間群がI相と同じくR3c,安定な温度領域は985K-1240Kであり,CO3基の配置状態に乱れが有るのが特徴的である。V相は空間群がR3m,単位格子はI相及びIV相に比べてc軸の長さが半分である。CaとCの格子はしっかりと組上っているのに対し,Oのなす副格子は溶融しているのが特徴的である。即ち,酸素は炭素の周りのうねった円軌道上に沿って「流れる」だけである。常圧における安定領域は,下限がIV相との境界の1240Kで,上限の範囲は未定である。
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分類 (2件):
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各種酸塩鉱物  ,  鉱物の結晶構造 
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