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J-GLOBAL ID:201402278214353741   整理番号:12A0277643

アルパカからのトリH5N1ウイルスに対するファージディスプレイVHH抗体ライブラリの構築

Construction of phage display VHH antibody library against avian H5N1 virus from alpaca
著者 (11件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: 44-49  発行年: 2011年 
JST資料番号: C2268A  ISSN: 1000-484X  CODEN: ZMZAEE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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目的:トリH5N1インフルエンザウイルスに対するVHH抗体の将来のスクリーニングのために,不活性化H5N1ワクチンにより免疫化したアルパカからの重鎖抗体ライブラリ(VHH抗体ライブラリ)のファージディスプレイ可変領域を作成すること。ラクダ類の種(アルパカ,Lama pacos)を不活性化H5N1ワクチンによる免疫処置のために選択した。免疫化したアルパカからの血清の血球凝集素阻害(HI)測定を,第四免疫処置後1週間に,H5N1トリインフルエンザウイルスに対し実施した。末梢リンパ球をRT-PCRによりVHHフラグメントの増幅のために分離した。そして,PCR産物を精製し,ファージミドベクターpCANTAB5Eに挿入した。VHH抗体遺伝子ライブラリは組換え,pCANTAB5E-VHHベクターを大腸菌TGI細胞へ電気穿孔処理して獲得した。VHH抗体遺伝子ライブラリのライブラリ容量および多様性を配列解析により決定した。HI測定を一次ファージディスプレイVHH抗体ライブラリの培養液上澄みで実施した。結果:不活性化H5N1ワクチンによる免疫処置の4ラウンド後,アルパカの血清のHI抗体滴定は1:2560に達したが,これは免疫化マウスからのそれよりも高かった。合計で3×108メンバーの抗体遺伝子ライブラリの最初のセットを,ファージミドベクターpCANTAB5EへのVHH遺伝子クローニング後に作成した。選択しなかったライブラリの14のメンバーの配列は,著者らが作成したラクダ類のVHH抗体ライブラリは高多様性と優れた容量を持っていることを示唆していた。一次ファージディスプレイライブラリからの上澄みはトリH5N1インフルエンザウイルスに対し異なるHI作用を示した。そして,著者らのファージディスプレイVHHライブラリの滴定は2.17×10(11)に達した。結論:まとめると,免疫化アルパカからのファージディスプレイVHH抗体ライブラリの作成は成功したが,これはH5N1ウイルスに対するVHH抗体調製のためのプラットフォームを提供する。これにより,トリH5N1インフルエンザウイルスの治療および診断に対する将来の研究に光が射すだろう。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (2件):
分類
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抗原・抗体・補体の生化学  ,  ウイルス感染の生理と病原性 

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