円形シンセティックジェットの渦輪列の構造に及ぼすストロークの影響

KOSO Toru; MATSUDA Shingo; MATSUDA Shingo; MASUDA Hiroto; MASUDA Hiroto; AKAHOSHI Tomoya; AKAHOSHI Tomoya

文献

J-GLOBAL ID：201402278276219219 整理番号：14A1213703

円形シンセティックジェットの渦輪列の構造に及ぼすストロークの影響

Effect of stroke on structure of vortex ring array in circular synthetic jets

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資料名：
巻： 9 号： 3 ページ： JFST0034-JFST0034 (J-STAGE) 発行年： 2014年
JST資料番号： U0022A ISSN： 1880-5558 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

円形シンセティックジェットの渦輪列を熱線風速計を用い,瞬時速度を測定し実験的に研究した。円形オリフィスの振動流を基準にして集合平均速度を求めた。集合平均速度のコンターは振動流の1サイクル当りに楕円形の高速領域を示した。これらの高速領域は下流へ順次に流れて消滅する渦輪によるもので,これは渦輪の対流と衝突を示している。渦輪列の構造を,振動流の無次元ストロークの7種の範囲,L/d=0.712~7.10で調べた。ここにLは振動サイクル中に放出された流体の長さで,dはオリフィス直径である。ジェット軸に沿って近似的に同じ間隔の渦輪が下流へ移動し,更に下流の位置で崩壊することが見出された。渦輪の崩壊のプロセスに於いて,近傍の渦との直接の干渉は見られなかった。無次元ストロークが3.6より大きい場合には,渦輪は弱い小さな後曳き渦輪を伴っていた。また,渦輪の無次元対流速度はストロークと独立であったが,しかし,ストロークが増すに連れて渦輪の空間間隔は増加した。ストロークが増すに連れて渦輪の崩壊の位置は下流に移動した。渦輪の崩壊位置とジェット幅の成長開始点の相関は良かった。ジェット発達に及ぼすストロークの影響は渦輪崩壊の位置の変化に起因する。(翻訳著者抄録)

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噴流

引用文献 (18件)：

Cater, J. E. and Soria, J., The evolution of round zero-net-mass-flux jets, J. Fluid Mech., Vol. 472 (2002) , pp.167-199.
Crook, A. and Wood, N. J., Measurements and visualizations of synthetic jets, AIAA 39th Aerosp. Sci. Meet. (2001), AIAA paper 2001-0145.
Davis, S. A. and Glezer, A., Mixing control of fuel jets using synthetic jet technology: veelocity field measurements, AIAA paper 99-0447 (1999).
Di Cicca, G. M. and Iuso, G., On the near field of an axisymmetric synthetic jet, Fluid Dyn. Res., Vol. 39 (2007), pp.673-693.
Gharib, M., Rambod, E. and Shariff, K., A universal time scale for vortex ring formation, J. Fluid Mech., Vol. 360 (1998), pp.121-140.

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