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J-GLOBAL ID：201402278293223726   整理番号：14A0474484

Bamberger転位におけるアニリン二価カチオン様遷移状態

An aniline dication-like transition state in the Bamberger rearrangement

著者 (4件)： YAMABE Shinichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  ZENG Guixiang (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  GUAN Wei (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  SAKAKI Shigeyoshi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： Beilstein Journal of Organic Chemistry (Web)  (Beilstein Journal of Organic Chemistry (Web))
巻： 9  号： June  ページ： 1073-1082 (WEB ONLY)  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： U7003A  ISSN： 1860-5397  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： N-フェニルヒドロキシルアミン,Ph-N(OH)Hのp-アミノフェノールへのBamberger転位をDFT計算によって初めて検討した。中間体と示唆されそして見かけ上確立されたニトレニウムイオン,C₆H₅-NH⁺は,その周りの水クラスタの高い求核性に因りないと計算された。第1に,モノプロトン化系,Ph-N(OH)H+H₃O⁺(H₂O)_n(n=4および14)を検討した。しかしながら,プロトン移動を含む律速遷移状態は実験系のそれよりもはるかに大きな活性化エネルギーを有すると計算された。第2に,ジプロトン化系,Ph-N(OH)H+(H₃O⁺)₂(H₂O)₁₃の反応をトレースした。実験系のそれに類似した活性化エネルギーが得られた。アニリン二価カチオン様遷移状態を含む転移の新しいメカニズムを提案した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 遷移状態 ,  *転位反応 ,  密度汎関数法 ,  プロトン移動 ,  反応中間体 ,  反応性 ,  活性化エネルギー
準シソーラス用語： ポリカチオン ,  DFT計算 ,  二価カチオン ,  求核性

分類 (2件)： 芳香族単環ヒドロキシルアミン及びヒドラジンその他の芳香族単環多窒素直結化合物  (CF05060O) ,  転位反応,異性化  (CF02070E)

物質索引 (2件)： N-フェニルヒドロキシルアミン ,  p-アミノフェノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 転位 ,  アニリン ,  二価カチオン ,  遷移状態