抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多視点画像における画像間の関係性を知るためには,エピポーラ拘束における基礎行列を推定する必要がある。基礎行列は画像間の8組以上の対応点により推定される。最尤推定法は対応点の座標の誤差分布が正規分布に従うと仮定し,誤差分布におけるマハラノビス距離を最小化することにより,基礎行列を推定する。しかし,基礎行列の精度は対応点の精度に依存するため,対応点を誤った場合など,対応点の座標が大きな誤差を有すると,基礎行列の精度が著しく低下する。従って,基礎行列を高精度に推定するためには,正しい対応点を多く残しつつ,誤対応点を除去することが重要である。本研究ではエピポーラ方程式の誤差が正規分布に従うことを活用し,F検定を用いた反復処理により誤対応点の除去を行う手法を提案する。実験により,提案法は従来法に比べ,効率よく誤対応点を除去し,基礎行列を高精度に推定することが示された。(著者抄録)