文献

J-GLOBAL ID：201402278559048429   整理番号：14A0535055

宮城県における除草剤抵抗性水田雑草発生の現状と課題

著者 (1件)： 大川茂範 (宮城県古川農業試)
資料名： 雑草と作物の制御
号： 9  ページ： 15-21  発行年： 2014年03月31日 
JST資料番号： L6708A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮城県ではスルフォニルウレア(SU)系除草剤の普及にともなって多くの雑草が駆逐されたが,クログワイおよびSU剤の効かないノビエや田畑共通雑草が増加している。SU剤抵抗性ホタルイに対してクロメプロップ,ベンゾビシクロン,ブロモブチドが有効であった。ブロモブチド含有剤の普及につれて,本剤に効果の低いオモダカのSU抵抗性個体群が顕在化してきた。SU剤抵抗性オモダカに対しピラクロニルが有効であった。現在本県では,稲作指導指針として有効な対策成分の紹介と基本的な除草剤使用の留意点を中心にSU抵抗性雑草防除の指導を行っている。

シソーラス用語： *雑草 ,  *除草剤 ,  *農薬耐性 ,  宮城県 ,  カヤツリグサ科 ,  イネ科 ,  オモダカ科 ,  雑草防除 ,  芳香族塩素化合物 ,  カルボアミド ,  フェノールエーテル ,  芳香族化合物 ,  有機臭素化合物
準シソーラス用語： オモダカ ,  クログワイ ,  スルフォニルウレア系除草剤 ,  ノビエ ,  ホタルイ ,  *除草剤抵抗性 ,  *水田雑草

分類 (3件)： 雑草に対する農薬  (FB06030F) ,  雑草による植物被害  (FC04062J) ,  化学的防除  (FC05050X)

物質索引 (4件)： クロメプロップ ,  ピラクロニル ,  ブロモブチド ,  ベンゾビシクロン

引用文献 (15件)：

• 内野彰 2006. 日本の水田雑草における SU 抵抗性研究の現状について. 雑草と作物の制御 2 : 2-14
• 内野彰 2007. 水田雑草における除草剤抵抗性の生理生態. 農業及び園芸 82 (11) : 1176-1181.
• 大川茂範・片岡由希子・中山壮一・吉田修一 2008. 宮城県におけるスルホニルウレア抵抗性オモダカの遺伝的変異と発生分布. 雑草研究 53 (別) : 18.
• 大川茂範・北川誉紘・青木大輔・内野彰 2013. 宮城県の水稲作圃場における ALS 阻害剤交差抵抗性イヌホタルイの確認.雑草研究 58 (別) : 94
• 大川茂範 2011. 宮城県における SU 抵抗性雑草の発生実態と対策技術. 日本植物調節剤研究協会東北支部会報46号:14-19.

タイトルに関連する用語 (4件)： 宮城 ,  除草剤抵抗性 ,  水田雑草 ,  現状