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J-GLOBAL ID：201402278749836423   整理番号：14A0452859

神経変性疾患に対する治療ツールとしてのカフェインおよび他のアデノシン受容体アンタゴニストおよびアゴニスト:総説

Using caffeine and other adenosine receptor antagonists and agonists as therapeutic tools against neurodegenerative diseases: A review

著者 (2件)： RIVERA-OLIVER Marla ,  DIAZ-RIOS Manuel
資料名： Life Sciences  (Life Sciences)
巻： 101  号： 1-2  ページ： 1-9  発行年： 2014年04月17日 
JST資料番号： B0699B  ISSN： 0024-3205  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カフェインは,世界中で最も多く消費されている神経刺激剤であり,睡眠,覚醒,認知および学習と記憶のような,基本的で,基礎的なヒトの過程に影響することが知られている。これは,アデノシン受容体(A1,A2a,A2bとA3)の非選択的ブロッカーとして作用し,心拍数,心臓と平滑筋の収縮/弛緩および中枢神経系(CNS)での神経シグナリングの調節と関係する。1990年代以来,A1とA2aアデノシン受容体亜型を阻害する,カフェインのようなアデノシン受容体アンタゴニストを用いた研究は,脊髄損傷(SCI)または卒中(脳梗塞)およびParkinsonとAlzheimer病のような他の神経変性疾患により生じる,物理的,細胞および分子的損傷を低下することが知られている。興味あることに,アデノシン受容体アゴニストを用いた他の研究も,特に興奮性神経伝達物質放出,アポトーシスおよび炎症性反応の低下を介し,神経変性疾患の各種のモデルに対し,神経保護効果を有することを示している。神経保護剤としての,アデノシン受容体アンタゴニストおよびアゴニストの両方の一見したところ矛盾した使用は,用量レベル,薬剤デリバリー法,興奮性神経伝達物質の細胞外濃度および疾患進行のステージの違いにより生じる。我々は,動物モデルおよび脊髄損傷,脳卒中およびParkinsonとAlzheimer病の患者でアデノシン受容体アンタゴニストおよびアゴニストの両方を使用した,最近の所見を考察し,比較した。更に,これら各種の型の神経変性疾患の治療に対する可能性のある薬理学的ツールとして,これら薬剤の一見したところ矛盾した使用に関する選択的な解釈を示した。Copyright 2014 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *神経系疾患 ,  *中枢興奮薬 ,  *アデノシン作動薬 ,  *アデノシン拮抗薬 ,  睡眠 ,  覚醒 ,  機能 ,  学習 ,  記憶 ,  A2受容体 ,  心拍 ,  筋収縮 ,  筋弛緩 ,  *細胞生理 ,  *保護作用 ,  *薬理作用 ,  用量 ,  ドラッグデリバリーシステム ,  神経伝達物質 ,  *Parkinson病 ,  *Alzheimer病 ,  抗不整脈薬 ,  *アポトーシス ,  実験動物 ,  ラクタム ,  ウレア化合物 ,  プリンヌクレオシド ,  リボヌクレオシド ,  診断用薬
準シソーラス用語： *神経変性疾患 ,  認知機能 ,  アデノシン受容体A2A ,  アデノシン受容体A2B ,  平滑筋収縮 ,  *細胞シグナリング ,  *神経保護効果 ,  動物モデル

分類 (4件)： 中枢神経系作用薬一般  (GW03010A) ,  循環系作用薬一般  (GW07010C) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

物質索引 (2件)： カフェイン ,  アデノシン

タイトルに関連する用語 (7件)： 神経変性疾患 ,  治療 ,  ツール ,  カフェイン ,  アデノシン受容体アンタゴニスト ,  アゴニスト ,  総説