抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文は,都市郊外の居住環境における緑視率と住民による住居での花の装飾行動との関係について報告した。先ず,調査は,都市における居住環境の緑量を測定し,アンケート調査により住民の意識や行動を把握すること,都市の居住環境として東京都町田市の戸建て住宅地域を対象としたこと等を報告した。次に,分析結果に関し,環境要因と代償行動との関係,個人属性と花の装飾との関係,環境条件と個人属性を含めた要因の影響について報告した。最後に,考察として,緑視率が低い居住環境ほど,花の装飾頻度が多い傾向が認められること,花の装飾行動には,年齢,自然への関心や美意識などの個人属性による違いも関連したこと,花の装飾行動は代償行動として機能している可能性があること,自然の要求に対して,公園や緑地での分散・代替行動等が影響する可能性があること等を報告した。